始めて来たのは、三年ぐらいだろう前だろうか。
打合せに、良さそうな場所を探していて、一緒に仕事を頑張っていた人が「ちょっと気に
なる場所があるの」と言う。それが最初だ。
初めて来た日。
打合せのはずが、ピザを食べ始めたら、いつの間にか原稿の束や資料をテーブルの
片隅においやり、彼女の手はジョッキから離れない。何杯のんだことか。
爺の方も、ピザとパスタに、やられてしまい夢中で食べまくった。
疲れていたので「旨い、美味しい」の連発で二人の眼は輝き、久し振りに屈託のない
笑顔が戻った。今も、爺は、鮮明に覚えている。
「美味しい満足」の後、飲みすぎたその人は、爺に向かって何やら説教じみたことを言い
出し、すっかり元気を取り戻した。いや、元気になり過ぎた。
今にして思えば、その頃のことは懐かしい思い出だ。
楽しい日々は消えても「SABО(サボ)」に来れば、笑顔になれる。
マスターも、同じころ、辛く苦しい日々が続いたらしい。しかし、お客さんが待っていた。彼の
料理を待つ人達のために、良いものを仕入れ美味しいものを作ることが日常になっていた。
そのことが、救いだったのかもしれない。
色々なことがある。
でもサボは、美味しく元気だ。 、
突然、テイクアウトで頼んでいた、「マルゲリータ」を皿にのせ、マスターが何だか
急いで持ってきた。
「凄く、よく焼けたので、出来立てを見てください!オレ、自分でも、よだれがでて
しまいました!」
ほんとうだ!
「わぁ~美味しそう!」 一緒の人も、ちょっとした感動。
あれ! 見とれている場合じゃないのだ。バジルが・・・・・・写メとらなきゃ。
モッツァレラチーズが絵に描いた様に、トロ~リとしてトマトソースと一緒になって
生地を包む。
テイクアウトで頼んだはずが、半分近くも食べてしまった。(笑)
旨い!
若きマスターは、色々な食のイベントにもなんとか時間を作っては出店し、色々な
食材を出している人達との交流を続けている。
そして、忙しい中、農家に足を運んで、良い食材を見聞きしている。
なのに、こだわりの食材をメニューには、全く載せていない。
お客さんが興味があり、聞かれた時が、素材を説明する始まりと決めている。
マスターと話していると「ジャンクフード」のことや「マクロビオティック」の話にまで
拡がることがある。
まあ、爺なりに簡単に言うと、
人が暮らす土地で育つ食べ物を食べる。
植物は、その土地で育ち、寒い所で出来た野菜は、体を温める働きをもっていたり、
暑い土地では果実が体温を下げてくれたりするらしい。
つまり、日本でいうと四季折々に自然の恵みを受けた素材の一つ一つを大切にして
残さず食べること。
といったところでしょうか。
なぜ、二人で、そんな話になるのか?
彼は、病院で命をまのあたりにしつつ「食」を作り続けながら考えたらしい。
爺は、地産地消をテーマに雑誌を作ったことがある。
だからかなあ~
たまには、爺も真面目な顔(笑)
さて、身心共に元気にする料理にこだわっている彼がテーブルにのせたのは、
これまた絶品! 自信ありの逸品です。
インドの海の海老の唐揚げ
アンチョビソースでいただきます。
海老が殻ごとやわらか~いのです。
爺にとって、初めての食感!
さて、これまた楽しみなパスタの「ポモド―ロ」
ちょっと爺も、いただきました。
「ミニサラダ」いつもグリーンが綺麗でドレッシングがスッキリしてます。
ちょこっと残ったので飲んでみました。
爽やかな味~でした。(笑)
来ました。まず、美しい。見ているうちに、よだれが口の中、いっぱいに・・・・(笑)
爺の元気の源・・・・「マリナーラ」です!!
説明不要!
トマトソースが、旨い! 少しニンニクが効いて美味い!
珈琲は、砂時計で待つのです。
珈琲カップは半透明。
盛岡界隈、岩手は、「海ほど山ほど」良い食材の宝庫!
なんだか、明日への元気もお土産についてくる気がします。
「thank you! 若きマスター!」
<(2)に続きます。場所もまだでした。>