意を決して出かけると、

 盛岡の雪は、今のところそれほど積もっていなかった。


 病院は、やはり空いていた。二件はしごしても早めに終了。やった!

 結果はというと ? ボチボチっていう感じ。


 部屋で暖かくして、この間「マイヤーリング」で買った「シュトーレン」を食べることに。

 ちょっと買ってから置いておいたので食べごろかなあ?





  

 ちょっと置いておくと砂糖が馴染んで更に美味しくなるらしい。

 実のところ爺は、何度も買っているが、しっかりと馴染むまで待てなくて、

いつも二、三日で食べ尽くしてしまっている。

 

 今回は、たまたま忙しい日が続いていた。


 薄めに切って皿に置くと木の実の香りがしてくる。

 ふむふむ、馴染んできたようだ。





 口の中に入れると色々な風味が広がる。

 あっという間に、二切れ食べた。

 今度は、厚めに切って食べた。


 「あらら!」 ついさっき、病院に行ってきたばかりではないか?

 自問自答しながらも、手と口は止まらない。結局半分ぐらい食べてしまった。


 いいのだ! 半分は残してある。と勝手に納得する。



 そういえば、金沢の人から写メが届いていた。


 先日、メールで金沢の正月風景と雑煮をもし作ったら写メが欲しいと

頼んでいたのです。

 こちらも、あちらも忘れかけていたものの、雑煮写メは送ってもらえた。



                    それが、これ!(上)   作  金沢の人


 金沢人気は続いていて正月も随分と取り上げられていた。

 ある番組で金沢の雑煮を説明していて出汁だけの映像だった。

 

 

そこで爺は、思った。

 「ホントに一般の家庭でもそうなのかな~?」

 それで早速、金沢の知り合いに謹賀新年の挨拶メールをしたついでに

雑煮の写メが見たいとだけ、お願いしておいたのだ。


 本当に、餅と出汁、正確に言うとちょっとネギでした。


 これが旨そう!!


 ドイツ菓子のシュトーレンから、金沢のシンプルで旨そうな雑煮への発想!

 これこそが「食いしん爺」と名のる所以なのです。


 そうだ、餅がちょっとあるから、真似して作ってみよう。雪の降る日にこそ、雑煮だ。

 しかも金沢風。


 でも、メールでちょっとレシピを確認しよう。

 シンプルなものほど難しいから。


 アメショウ君にも何か今日は御馳走を出そう。