ついに、盛岡にも大雪が降るのかなあ~

 まあ、これでスキー場はバッチリでしょう。


 しかし、街にはたいして降らなくても・・・・冬の風情を感じるぐらいで・・・・


 なので荒れる前の今日のうちに午前中から街ブラ。


 生姜町界隈を歩いていたら、肴町アーケードが賑やか。

 北銀前では、消防さんのイベント。


 奥の方は何だろう?

 カーリングらしきことをしている。(笑)

 

 


 カーリングだ! とふっち・そぱっちも投げていた!


 ランプ(車椅子が渡りやすい様作った折りたたみの木の板) を台にして点数の所に洗面器や

お椀をひっくり返して作ったストーンで投げているのだ。

 キャスターが付いているが、あちこちに曲がる。それが可笑しい。


 でも、河南地区のわんこ蕎麦屋さんの食事券やら賞品が盛り沢山。


 なにやら、明日から「わんこくたい・冬季大会」の開催らしい。

 そうか、なるほど河南には、東屋、直利庵、初駒とあるある。各県の人が食べた杯数が決め手らしい。  

 大人の遊び心とおもてなしですね。


 アーケードの中とはいえ、冷えてきた。

 それに、お昼どきだ。

 食いしん爺は、投げてもみたいが行かねばならぬ。「街ブラ」に・・・


 しかし、風が冷たい。近場にしようっと。ポケットの中の手を閉じたり開いたり。

 握力トレーニング! 掌が温かくなります。いつでもどこでも老化防止。


 さて、肴町ホットラインから盛岡八幡宮に向かう一直線の通りに。正面に八幡宮が見えるのです。

 真っすぐです。徒競走やったら面白そう。


 古い街並み。

 食いしん爺の大好きなレトロな雰囲気。

 冬の雪が降りそうな曇りの日などは人を包む様な何かが潜んでいる様な気がします。

 いきなり建物の影から、明治、大正の装束の人々が歩いて来そうです。(食いしん爺の妄想)

 当然出てくるのは女の人。(笑)


 






  ゆっくりとした足取りで歩くのが似合います。


  こんな建物が連なっていたと思うとゾクゾクします。

  

  国道沿いにナナックの表側から入って裏に抜けるとタイムスリッ 

 プ。ガラリと雰囲気が変わります。

  二十階を超える高層マンションの裏に堂々と街は活きています。


  だんだんと足取りも軽くなるのですが、胃袋も軽くなっている。


  



  ナナックの真裏に蔵があります。


  

                     





   


 この蔵に車門がある。


 車門という老舗喫茶店。


 ドアを開けて一階に座ります。

 「いらっしやいませ、いつものでよろしいですね」

 「はい、お願いします」 


 普段はせいぜい、こんな会話だけなのだが、今日の食いしん爺はちょっと違う!


 「いつものの、メニュー上の名前はなんでしたっけ?」

 「ハヤシビーフライスです。オリジナルのオムライスですから」

 「なるほど、確かに卵の量がオムライスではないものね」


 

ブログを始めたからというわけではない。爺も寒くなると人恋しいのかもしれない。


 「明治の建物で、店の創業は戦後、昭和二十年代です」

 天井の梁が違う。

 「東日本大震災の時も皿一枚落ちませんでした」

 なるほどなるほど、あらためて見回すと当時の建物の凄味みたいなものを感じた。


 「何度も来てるのに、メニューの名前も建物の何も知りませんでした」と言うと、

カウンターから出て来て入り口の傍にひっそりと飾られた一枚の写真を指差す。


 「これは当時の写真です。豪勢に見える蔵の隣に洋装店の様なモダンな建物があつたんですよ」

 

 


                   明治の頃の写真


  「ところで常連ですかね、わたくしは?」

  「はい、もちろん! いつもの、と言わせていただいてますから」


  何も知らない、偽常連でした。

  

  まあ、でも食いしん爺だ。開き直って食べる。


  

 いつもの、オリジナルの「ハヤシビーフライス」


  味ですか?  たっぷりのハヤシビーフは、勝手に昔からの味をベースに

 アレンジしながら美味しくなっているとものだと勝手に想像しています。

  噛むのを忘れそうになるほど爺のスプーンが忙しく動きます。口へ口へと。

  そうそう、始めにサラダを箸で食べ、時々ラッキョと福神漬けをつまむのです。


  あ~旨かった。

  食べ終わっていつもの珈琲を楽しみながら、想いにふける一時です。


 



  内気な爺ですが、「思い切って色々な人に話しかけてみよう!」 と思います。

  やはり、出会いは、そこここに、転がっている。 もう一度、おみくじをよく読んでみよう。

  今年は、良い年かもしれない。


  でも、明日、雪が街には、あまり降らないで  スキー場には一気に降り積もるればいいなあ~

  雪かきは、腰が~

   

  ゆっくり眠れそうです。