盛岡は、ここ二、三日寒い!
雪は日陰にテロテロで残っている。
気を付けないと超滑る。
そんな中、盛岡八幡宮でどんと焼き。
いやあ、元旦からにぎわい続けてきたけれど明日あたりから静かになるのでしょうか?
大晦日から賑わい続ける盛岡八幡宮
大きな鳥居をくぐり人混みの中を歩いて行くと
見えてきた。
どんと焼き!
さらに近づくと
寒いのに熱い!!
昨年のお札が天に昇ります。
いよいよ、一年がスタートというきがします。
日が暮れると盛岡の冬の風物誌、八幡の通りを裸参りの行列が来ます。
今週から厳しい冷え込みが始まり出した中の行列です。
チリ~ン、チリ~ンと鐘が鳴り大股に足が進みます。
八幡の通りには、「頑張って!」と沿道の皆の暖かい雰囲気が包み込んでいるようです。
あらっ!
行列を横切ろうとした人がいて、戻されました。
願い事が「途切れる」という仕来りらしいです。
行列の中の人は、口の震えを紙を噛んで抑えるのだそうです。
お辞儀をして見送りました。
歩き出したら、頬っぺたが冷えすぎ!
ダウンから露出している部位が冷えている。
それに、「食いしん爺」の胃袋が騒々しい。
「どんと焼きの次は、しょうが焼き」
と勝手に納得。
八幡の通りから盛岡劇場側に入いります。
「アトランティス」
何度か来ているが、名前の由来すら知らない。
「なんで、アトランティスなんですか?」
「ほら、ムー大陸とか、なんとかそんなのがはやった頃に始めたの」
ムー大陸、昭和五十六年に開店だそうだ。
ムー大陸とは・・・
しかし、黒電話まだまだ現役とは驚いた。
初めて店に入った時、
オブジェ的なものと確信して「へぇ~」と思っていた。
昔懐かしいナポリタンを食べていると、その黒電話がなってママが走って来た。
「エッ!ホントに?」と思ったものだ。
常連さんは、やはりカウンターに座るみたいだ。
「小正月だねー」
「みずき団子はいいね、昔は作ったものねー、庭にみずきがあってさ」
いやはや物置に眠っていた単語がどんどん!
でも、爺には、そんな会話が耳に心地良いのだ。
「はぁい、お待ちどう様」
来ました。生姜焼き定食。 生姜た~ぷり、野菜もたっぷりなのです。
一気呵成に食べるのです。
何せ、「食いしん爺」なのだ。流石にご飯はちょっと少なく頼みます。
野菜は新鮮でパリパリとサクサク。
肉は、脂身が無く、歯がスーッと入って二つに切れます。
いい感じ。
生姜と甘めのソースがちょうどい
いのです。
見た目よりあっさり、なのです。
あ~生姜焼きと昭和に包まれて全身温まっていく。なんだろこの気持ち良さは。
と食いしん爺は大満足。
さて、寒い夜道も何のその。
今夜は、金曜日。でも真っすぐ帰って早寝しよう。
八幡界隈の歴史の雰囲気を存分に味わったような気がした。明日は、
ちょっとだけ普段より早起きしてみよう。
もう、行列は終わっている時間ですが、
「チリ~ン、チリ~ン」
と鳴っているような気がする。