在暴雪時分 Amidst A Snowstorm Of Love 全30話
在暴雪時分は、日本語でもそのまま「吹雪の時に」ですね。英語では、「愛の嵐の中で」になるんでしょうか。
原作は同名の小説です。
物語は、徹頭徹尾二人の世界、「起承転結」の「転」がありません。故に「結」もありません。
ほぼ最初から一目惚れで二人の世界が形成させます。「承」が少し変わりながら続きます。
ドラマの内容ですが、男性主人公はフィンランドの大学院に留学している学生。女性主人公はプロのビリヤード選手。
二人が吹雪のヘルシンキで知り合ったことから恋が始まります。
主人公の二人
林亦揚(吳磊)
両親に先立たれ、弟は養子に行き、自身は東新城と言うビリヤードクラブに行き、唐突に頭を下げてクラブに入れて貰います。
そこから訳が分からない、どう見ても子供が行き成り行って、如何してクラブに入れるの?
思い出のシーンとして出てきて、その前の物語が分からないのでなんだそれと思ってしまいます。
兎に角そこのクラブの責任者賀文豐に気に入られて、彼に育てられ、一からビリヤードを教えてもらい、スヌーカーという種目で国内大会で優勝します。
そこから順調という訳ではなく、ある試合で審判の判断を不服として異議を申し立てますがその態度が宜しくなく6か月の出場禁止処分になります。それでビリヤードを止めてしまいます。
その時の彼がどう見ても15歳ぐらいにしか見えません。
15歳ぐらいだとU17での優勝ですかと思いたくなるのですが、何も説明がないのでわかりません。。。
そこから、何故かヘルシンキの大学院に留学してます。
然し、ビリヤードを諦めきれずに練習はずっと続けているのでした。
おまけに、ヘルシンキでビリヤード場も経営しているんです。
ちなみに彼は、昔の仲間からは「頓挫」と呼ばれてます。キッツーイ言い方と思いました。
殷果(趙今麥)
趙今麥は、子役から活躍されている方だそうです。大変可愛い方です。
役どころは、ナインボールのプロの選手です。
フィンランドでの大会に備えて2か月前から従弟と共にヘルシンキに来ています。
大会に備えて2か月も前から現地に来る設定はどうなんでしょうか。
そこで林亦揚と知り合い恋の物語が始まります。
出会いは吹雪の日
タイトルのままの出会いです。
吹雪の中旅行鞄を引き、バーに入って行く二人、ホッとしながら今夜泊まれるホテルを探しています。
ガラスに寄りかかり電話してホテルを探す殷果。
その殷果を外からずっと見ている林亦揚。
林亦揚は、待ち合わせていた吳魏に会うために同じバーに入って行きます。
その時には、吳魏は殷果の従弟の孟曉天とは知り合いになっていました。異国の地で中国語聞いたからだと言います。
ホテルを見つけた殷果たちを、林亦揚は送って行くことから話が始まります。
現実感が無く、恋愛に波風もない
最後まで見ましたが、最初の設定から現実感が無さすぎます。
大会2か月も前から現地に行く人間が、就いた当日(多分)現地でホテルを探す? ホテル予約しないで行くなんてあり得ない。
若い女性が、異国で夜に従弟がいるとはいえ、見ず知らずの男にホテルまで送ってもらう? 死にたいのか。
二人とも一目ぼれで後は如何に距離感を縮めて行くかと思ったらすぐに距離がなくなる。
林亦揚のスヌーカーの好敵手だった殷果の従兄孟曉東がヘルシンキまでやって来てました。
きっと、殷果に彼とは別れろとか言い出して恋の障壁になると思っていたのに。。。
殷果に言います、
お前たち結婚しろよ、彼は良い奴だ。父母がいない為家庭の条件は良くない、でも問題じゃない。
お前の両親が賛成しないなら、俺が説得してやる。お前は努力して彼を帰国させて結婚しろ。
ビリヤードは年を取ってもできる、27歳でまだまだいける、彼と必ず結婚しろ。
もう波風のない結果が見えたじゃないですか。。。
途中から、趙今麥見るためのドラマに変わりました。
もう1枚。
このドラマは、吳磊を推している方、趙今麥が見たい方にお勧めします。