長風渡 全40話

 

長風渡のタイトルでまた悩む。百度百科の長風渡小説のページには

 

別名:「嫁紈絝」とあり、それならドラ息子に嫁ぐ。

「紈絝」は、古代の中国では裕福な貴族や富豪を指す言葉でしたが、間と共に意味が拡張され、教養がなく、無知で、利己的な行動をする裕福な人々を指す蔑称となった。by chatGPT


内容紹介欄の最後に #願我如長風,渡君行萬里# とあり意味は、
「願我如長風」は、「私は長い間風のように続いていることを願う」

「渡君行萬里」は、「あなたを一万里もの長い旅路に案内する」

この表現は、深い情感や約束、信頼の意味を含んでおり、一緒に困難な旅路を乗り越え、共に進んでいくことを願う思いが込められています。by chatGPT


また、第1話の冒頭で長風渡という地名が出てきます。

上のような思いがあって長風渡という地名とタイトルをつけたのかどうかは分かりません。

 

ドラマの内容は、主人公の二人がまさに一緒に困難な状況を乗り越えて共に歩む話です。

 

 

ドラマの主人公は、柳玉茹と顧九思です。

柳玉茹(宋軼)

生地を扱う商家の娘、母が病弱、庶母からのひどい扱い、父親は無関心と虐げられてます。

 

顧九思(白敬亭)

豪商の顧家の一人息子、ま~ドラ息子です。世間からは「紈絝」と呼ばれている。

 

 

もう一人重要なヒール役

洛子商(劉學義)

柳玉茹に思いを寄せつつも主人公二人に敵対する。

最初は、商売敵と言う感じでしたが、徐々に正に悪役になっていく。

 

 

顧九思の仲間たち

葉世安(張昊唯)

葉家の嫡男で柳玉茹の憧れていた人。本当にできた人です。

 

周燁(張睿)

悠州の周高朗大将軍の三男、義に厚く非情にはなれないところが有り、父親とは対立する

 

 

 

顧九思と柳玉茹の出会い

柳玉茹は、母親の病気治療薬の値段が上がったため、月姨娘(昔の高官の側室)に貸していた白狐の毛皮を売って費用に充てようとしたが、月姨娘が既に売ってしまっていた。
その相手が顧九思と聞き、買い戻すために雪の中を逢いに行く。彼は、既に誰かにやってしまっていて、たかが服じゃないかといって金を代わりに渡そうとする。
柳玉茹は、あんたは金持ちだからと言ってバカにするなと帰る。

玉茹にとって出会いは顧九思との最悪のパターンですね。

 

柳玉茹は、同業の大きな商家の葉老太太の誕生日に招かれ庭で葉韻(友達で葉家の娘)に顧九思から結婚の申し込みが有ってどうしたらいいとの相談を受けて、私だったら湖に身投げすると言う。

また、結婚を断れないなら、学問に弱い彼の傍で四書五経を唱えてやればいいなど嫌がらせの方法を言っていたのを陰から聞いていた顧九思は、葉韻に誰がお前を嫁にもらうかと言って去る。

 

 

思いもしない結婚

柳玉茹が化粧品店の中にいるのを見て顧九思が店に入って来てどれか欲しいものが有ればあげるでと嫌がらせをする。

何か問題があるなら謝るから許してほしい、いじめないでください。

別にいじめてるわけじゃない、君が好きだ。冗談ではなく、ひとめぼれだ、《非她不娶》あなた以外は娶らない。

この《非她不娶》を店の外で聞いた顧家の者が走り去っていきます。

 

玉茹は、許してくださいと謝るが、周りから身投げするんじゃないのかと言われほぼ泣き顔。

川に飛び込むか、代わりに葉世安(葉家の嫡男で玉茹が好きな人)をけなせと迫りいじめる九思。

けど最後には、玉茹が最初に欲しいと思ったが高くて手の出なかった物をあげて出て行きます。

 

《非她不娶》で顧家は、次の日には九思と玉茹の結婚話を決めてしまいます。

九思は、《非她不娶》は冗談だと言って結婚を取りやめにさせようとしますが、逆に逃げ出さないように軟禁される始末。

 

一方柳玉茹は、顧九思のような碌でないしと結婚して顧家に入ることは、地獄だとしても前に進むとの決意で結婚当日を迎える

 

結婚はしたけれど

色々あっても結婚してしまった二人です。

顧九思は二人とも好きではないのだから、好きなことして好きな人ができたら別れようと言い出し、
女性は名声にこだわり少なくともよき人と過ごしたい、けど自分に能力が有って自分で生きていけるなら名声などは関係ないでだろうと言い放つ。

けど、覚悟を決めてきた柳玉茹は、少しも優しくない顧九思をみて泣き出す。
追い打ちをかけるように、葉世安の事が好きなんだろ離婚すれば彼と結婚できるぞ。顧九思の頬を殴り、出て行けと言って余計に泣き出す。
傷を負ったのは分かるが明日遊びに行けば癒されるだろ。それでも納得しない柳玉茹に金を渡したら、要らないと言ってさらに泣き出す。
金がダメならと宝物を持ってくるが、要らない。柳玉茹は、泣き疲れて寝てしまった。

顧九思は、逃げて行った。

 

怒る妻は怖い

顧九思の母親が心配して柳玉茹を見に来てくれて元気づける話をしてくれます。これで元気になった柳玉茹は、離婚話の次の日には少夫人として立ち直っている。女は強い。

下僕を従え刀を振り回して顧九思を追いかけ、自分の生い立ちをもとに世の中に一生もの長い間変わらないものはないと諭し家に連れて帰り、勉強させる。

柳玉茹は、自分は何をしたいと問われて答えられない、いろいろ考えてやりたいことを見つて自信を持った柳玉茹は、離婚をしても良いと言い出す。

 

洛子商現る

柳玉茹は、悠州の周老板と取引の話を進めていたが、洛子商に商談を持って行かれる。理由は、値段が安いことと納期が早い。良い品質の物を作るには時間とコストがかかるが、以後の取引や悠州の他の顧客を紹介いただけるなら今回は利益無しでと洛子商から取り返す。

以後悪い話には、何かにつけて洛子商が絡みます。

 

梁王の反乱

梁王が反乱を起こしたことで、東都の皇帝の統制が効かず、地方の節度使(軍を含めて管轄する州の最高権力者)が好き勝手しだす。

顧家が有るのは徉州で王善泉が節度使をしているが、思い切り好き勝手しだす。

顧家にありもしない罪を擦り付け軍を派遣して、顧家の財産を全部わがものにしようとします。

顧家では、この動きを事前に察知していて、一族郎党を引き連れて徉州から悠州に逃げますが、顧九思は残っている父を助けるため顧家に戻り戦います。

船に乗り込んでいた柳玉茹は九思が船に来ないので一人で船を降りて、馬に乗って顧家に向かいあわやと言うところで九思を助けて逃げます。

 

悠州にやって来た

悠州は、範軒節度使と周高朗大将軍が立派な人なので他州とは違い安定した生活が送れています。

混乱した他州から多くの商人が逃げてきているが、悠州の役に立たずに食い扶持が増えただけになっている。

顧九思と柳玉茹は、財産を悠州に寄付することにして、長らく仕えてきた人たちには、一定の金額を渡し、彼らは別れを言って去っていきます。

顧九思は官吏になりたい、天下を変えたいと大志を抱きますが、最初になったのは衛役、警察の端くれです。

柳玉茹は、花から自分たちで口紅を作り店を開きますが、誰も来ません。ようやく、周夫人の紹介した人たちが買って、噂が噂を読んですごい売れ行きとなります。

 

柳玉茹が攫われた

柳玉茹の競争相手でもある趙三爺ですが、悠州の実力者です。裏では、軍の食料の横流しをしており、現場で彼らの話を聞いた顧九思ですが、見つかったので逃げ出します。

彼の帰りが遅く心配した柳玉茹は、外に探しに行きますが攫われます。

帰ってきた顧九思は、趙三爺から呼び出され夫人を助けてやるから、最後の横流しのコメを見逃せと脅されます。

横流しの米が目の前を通りすぎる時に匂いの印をつけ周将軍に連絡を送り、自身は柳玉茹が捕らえられている山賊の住処に向かいます。

周将軍は、横流しされたコメを見つけ回収し、最後に山賊の住処に向かいます。顧九思は近くまで軍が来ている事を告げ投降させ柳玉茹を救い出します。

範軒節度使は、顧九思の功績を認めて衛役から、望都知县(県知事)に昇進し、強盗団の罪を許します。

 

米が無い

徉州は、範玉の補佐として顧九思、周燁を残し、範軒、周高朗は東都に出陣することに決まる。

このためには、30万石の米が必要になり、柳玉茹が集めることになる。

彼女は、顧家に昔使えていた人たちに協力を仰ぎ25万石まで調達できたが、あと5万石足りないため徉州に行くことにした。

徉州には、あの洛子商がいるので彼女が徉州に入ったことはすぐに彼の知るところとなる。

柳玉茹は、コメ相場を操作することで5万石の米を手に入れ、沈明、葉韻、葉世安、母親と共に徉州を脱出し、コメを調達して悠州に戻る。

 

梁王が東都で敗れて逃走して10万の軍を連れて悠州に迫る

周燁は東都に応援を求めに行くため、悠州の軍の管轄を顧九思に移管する。

梁王に対して顧九思が奇策を使い何とか防戦していたが、梁王は城には1万人の兵士しかいないと知り強行突破をかけてきて2万の兵を失い撤退する。

望都の防衛側も半数を失った。顧九思は、柳玉茹にこの城は守り切れない、今までいろんな問題を解決してきたが、今回は解決できない。

顧九思は、柳玉茹に結婚の申し込みをして結婚式を挙げ、抱き上げながら洞房をしたかったが今世では出来ないので来世でまたしよう。

柳玉茹は、今がその時ですと赤い盃に酒を注ぎ夫婦の誓いをし共に飲み干しともに死ぬ覚悟。

 

東都は魑魅魍魎の世界

梁王が打たれたことにより、太后は範軒を迎え入れ天下の主となす。年号を大夏と定める。

顧九思は戶部侍郎(民事、戸籍、租税を主る省の事務次官)となり、東都に移り住む。

顧九思は、周りにやる気のない役人に取り囲まれている、金の流れを掴むためには仲間がいる。
顧九思達は、熊志全、温如許、韓廣源に対して根回しを行い、朝廷で賛同させる。
洛子商が、太子太傅として乗り込んできて、太后に先帝の時の賜婚の事を持ち出し、雲裳公主を顧九思に嫁がせれば、顧九思は太后のものになると進言。

太后が陛下に対して雲裳公主を顧九思に嫁がせて欲しいと言ってきた、今の夫人は民間人だから別れさせればいいと、陛下は最終的に本人の意向を聞こうと言い、当然顧九思がうんという訳はなく、言葉巧みに賜婚を断る。

顧九思達の調べで1500万両が横領されていることが分かる、実行者の劉春と話をつけ黒幕の尚書令を暴こうとしたが、劉春が殺され顧九思の所為にしようと洛子商が裏で動いていた。

雲裳公主が、助けるから私のものに成れと言ってきました。

 

やっぱり妻は強い

監察院の前の太鼓を鳴らして訴えがあることを告げる柳玉茹。監察院は、天子に直接訴えることを取り扱う役所、柳玉茹は顧九思を助けるためにやって来た。

どうしてか知れないけど監察院にやって来る雲裳公主。

天子に訴えるにはまず、罰を受けないといけない、どうしてか知れないけどやって来る洛子商。

信じる妻は強い、罰を受け悲鳴を上げながらも天子に会うために耐えている。

雲裳公主は、えーこれに耐えるのという顔。
洛子商は自分の好きな女が、自分の仕掛けた罠で苦しんでいることに自責の念から顔を見れない。

陛下に会った柳玉茹は、証拠の品々を渡し、衰弱のため休む。

陛下は、顧九思を釈放。そのころ太后が、柳玉茹に分かれろと迫っていた。

 

此処は盛り上がります

柳玉茹は、分かれないと言うと雲裳公主は、刀を抜いて彼女を切ろうとするところに顧九思がやって来て刀を振り払い太后に刀を向ける。

太后は、柳玉茹に変わって顧九思を責める作戦に変更、陛下に彼を殺せと迫る。

柳玉茹は、夫に代わって死を選ぶので赦免して欲しいと陛下に願い出る。

死んだら見にくくなると聞いて、成らないと答える陛下、彼女は安心して毒の入った酒を飲む。

葉世安は、死んだ柳玉茹を悼み洛子商の謀を責める。そこに帰って来た顧九思に対して、彼女を一生守ると言ったじゃないか、お前は何をやっているんだと責める。
棺桶を開けて亡くなった彼女を見て、彼女の遺書を読み泣き崩れる顧九思。
棺の前で勅使から、戶部侍郎から永州都水監になり黄河の水利を行う勅命を受ける。左遷です。
洛子商は、自分が仕掛けておきながら、柳玉茹が死んだことで酒を煽って泣き言を言っている、顧九思を廃人にしてやると息巻く。
陛下は、太后には、もう顧九思を左遷したので危険はない、娘の雲裳公主の北部へ嫁ぐ話をしようと、もうあんたは終わりだと言うことを告げる。

 

 

今回のブログは、ここまでです。ドラマの事をブログに書くとき何を書こうか悩みます。

今回はあらすじになってしまいました、書いた部分は第33話までの内容です。あと7話残ってます。

 

左遷された顧九思はどうなるのか?

悪役洛子商は次は何を仕掛けてくるのか、また彼が顧九思を傷めつける理由は何だったのか?

このドラマはどんな結末を迎えるのか?

7話残っていれば、話は結構展開します。

 

 

最後まで見て思ったのは、

・女性は強いし、時によっては怖い。

・え~そんな間違いでこんな顛末を迎えるの

と言うのが偽らざる感想です。

 

主演の二人の演技はいいですね。安定感が有りますし、CP感もあります。

とは言っても話の内容が、一緒に困難な状況を乗り越えて共に歩む話ですので恋愛してる感はあまりありません。