おすLUGです。今日はMr.WalkmanのMV → http://youtu.be/y4ZgYSvfBX8
が公開したって事でそれについて話そうかと思います。



・曲について

あの曲のテーマが決まったのは、Perfect Worldの時と同じく熊(熊井吾郎)と曲を作ってる時。

まずはドラムのループが出来たんだ。
そのマーチングバンドの様なドラムループ。
熊お得意のぶっといやつ。

そのビートをノリながら聴きつつ、
ぬるくなったコーヒーを飲み、
上下左右に揺れる熊の後頭部を見つつ、
思いついたのが

マーチング = 行進 = 歩く = WALK

それと自分の思ってる事を照らし合わせて何が言えるか。
って思った時に、Walkman(歩く男)っていう架空のアメコミキャラみたいな人物を俺は想像した。
そしてそれを曲の中で作ってしまおうと思ったんだ。
それとあの有名な音の出るソ◯ーの機械のソレ(音楽)とのダブルミーニングにしようと。



んでその人物はどんな人物かって考えて(自分の思いを加えて)それを歌詞のテーマにしようと思った。

そこで出たのが
"自分の電波感度に従い、凝り固まった世界を飛び出し人生を歩く男"
っていう人物のテーマ。



俺自身、有り難い事に音楽で海外行ったり色んな世界見てきたという自負もあるし(まだまだだけど)
右向け右は昔から好きではなくて。
人がこう言ってるから自分もこう、とか。
周りの人達が"何か"を好きだろうが嫌いだろうが、ただ雰囲気に流され同調せず自分の意思で好き嫌い・取捨選択しようよって思うんだ。(人の言う事に耳を傾けないとかって意味ではなくね。)

それは仲良しの友達だろうと、尊敬する人が言ってる事だろうと、流行だろうと、既成概念だろうと。

他人がどう思うじゃなく自分の"良い"に従って歩こうよと、どんな色形だろうとそれが自分にとって一番正しいから自信持って欲しいなと。


状況は様々あるしそれが全ての状況に当てはまるわけじゃないけど、例えばその対象が(友達や仲間)なんだとしたら

『お前がそっち行くならオレもそっち行かなきゃ。』
ではなく
『お前がそっち行くならそっちは任せた。オレはこっち行く。』
みたいなね。
そこを尊敬しあえるのが本当の仲じゃないかなと。

そんなメッセージを込めた。


その方向が西に行こうが東に行こうが北・南に向かおうが、我が道を進みオリジナルであれってそんな話です。

『他人のパレットの中色みだす(見だす・乱す)ヤツが多すぎる 一人一人が違うスタイル その"違い""RESPECT"あってのゲームの方が楽しいじゃん』(Mr.Walkman Verse2より)

そう考える人がもっと増えたら面白いなって思います。

俺がミュージックビデオの中でダンスしてるのもそんな意味。
ラッパーががっつり踊ってるビデオとか見た事ないけど、ラッパーだからってダンスしちゃいけないルールはないでしょ。



曲制作に関してはPerfect World同様、俺と熊井(TRACK)とHiroron(Mix)っていう1983蟹座のトリオ 笑

間違いないマイメンのおかげもあって楽しみながら最高な仕上がりに持っていけました。

*余談だがHiroronがやってるレーベル[Topbillin']もFUNK-KやHI-SO、SHINO君など立て続けのリリース目が離せないぜ。CHECK!→HIRORON BLOG




・MVについて

そして、あの曲は実は一度大人の事情で出せなくなった曲。

でもその後、今回MVを一緒に作ってくれた[BARI3BRAND]に色々俺の作った曲を聴かせてる時。
「コレは俺が撮るべきだ 撮りたい」と言ってくれたのがあの曲だった。

それはその事情を知っての事ではなく、曲のテーマ・歌詞・内容に共感してくれて今思ってる事とリンクしたらしい。

全てのピントがタイミングよく合った感じ。



そして出すと決め、二人で曲のテーマ通り"自分の電波感度に従って"旅に出て撮影しようと決まり、大枠だけ考えて後は風任せに旅を決行した。



結果オリジナルなビデオが出来たんじゃないかなと思います。
感謝。

(撮影の晩、野郎二人で山の中で坂本龍一を聴くという渋すぎるシチュエーションは良い思い出。笑)

次回blogにて歌詞載せます。


【MV】LUG"Mr.Walkman"(pro.熊井吾郎)
MV directed by BARI3BRAND


それと、この曲を歩きながら聴くのが好きだって言ってくれる声も貰ったりして。色々書いたけど単純にウォーキングの音楽として聴いてくれても全然嬉しいです。

わきは締めとけー。