「とうなすやふしぎのくにのわかだんな」

勘九郎が、脚本演出にクドカン迎えての作品。
剛一本鎗だった勘九郎が、剛、柔兼ね備えた勘三郎に一歩も二歩も
近づいた感がありありと。
目を瞑って聴いていると、勘三郎がしゃべっているような錯覚も。

頑張れ、勘九郎、七之助! 勘三郎の芸の域にたどり着くまで。

一方、獅童は相変わらず、喉がダメ。
ちょっと声を張り上げて続けて台詞流したら、声が続かない。
何年も前からなんだが、進歩していないというか改善していない。
歌舞伎役者として、致命的ともいえる欠点、どうにかならんのか。

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