原題"La Passion de Dodin Bouffant (The Pot-au-Feu)"

僕の理解では、ポトフとはごった煮のことで、
フランス一般家庭では日常の食事と言うか、
大きなお鍋にごった煮作って、毎日適当な素材追加で入れて
煮込んで、バケット等で食べ、食べつくした週末には
教会の後ご馳走食べに街に出るといった食生活だろうと。

日本でも、当たり前のことだが、
毎日懐石料理なり和食フルコース食べるのは海原雄山ぐらい
なもので、フランスでも同じことだろうと思っている。

その、各国での一般家庭の普段の食事を調べてみようと
思ったこともあるが、何というか、お国自慢と言うか、
日本でなら、すき焼き、寿司、天ぷら的な料理の羅列で
無意味だったわ。
すき焼き、天ぷら、寿司を毎日食べてる人はいないわな。
毎日ラーメン食べてる馬鹿は居てるやろうけど。

でまぁ、この映画、お料理の映画では「シェフ殿ご用心!」が
最高傑作だったと思う(今では見られないが)が、
この映画は「よだれが出まくって、御腹が空く」(笑)

Yankee Filmと違って、料理への愛情と男女の愛情を
かけ合わせる流石フランス映画と言う訳だが、
ヌードも入浴シーンも不要。無粋な演出だった。

BGMが自然音だけなのも好感持てたが、
きつつき""wood pecker"は、あんなにひっきりなしに
カンカンしないと思うよ。

ending roleでの曲、聞いたことあるけど分からない?
ドビュッシー?とか思っていたら、マス
ネのオペラ「タイス」を
ピアノ曲に編曲したものだと。
うーん、流石、フランス映画(^^)

https://gaga.ne.jp/pot-au-feu/