僕はひねくれ者なので流行作家の作品は追い求めない。
少なくとも世間が騒いでいる時は目もくれない。

ということで村上春樹氏の作品も手に取ろうとすらしなかった。

しかし、氏がLong Good byeの翻訳をしたということで興味がわき、
その翻訳本を読み出したが、凡庸な文章に飽き途中で机に積んでしまい、
整理の時にか消え失せていた。以来、他の作品も読まなかった。

ひょんなことからTitleの自伝ランナー記の事を知り、作家がマラソン?
と読み出した。

面白い。冒頭の最初の文章から。

そして、僕よりも遙かにトレーニングを積んだ上でのランナーということに
無礼を詫びると共に敬意を表したい。

フルマラソンからウルトラを経て、トライアスロン。
スイムでの苦労などほんと良く分かる(笑)

読了して他の作品も読んでみようかと言う気になってきた。

若干奇異な本のTitleのいわれも後書きにて触れているが面白い(^^)
What we talk about when we talk about Love.

そして彼の望む墓碑銘に少し羨望の念を持つ自分に気づいた。