まず結論から。
公式タイム4時間9分12秒。7323位。
心ひそかに初マラソンでの4時間突破を狙っていて、それに向けての練習をしてきたのだが。
夏の暑さで練習量がやや不足していたのか、目標達成はならなかった。
しかしおおいに楽しめたレースだった。
次の奈良マラソン、来年の大阪マラソンに備えて反省と対策を考えていきたいと思う。
頭に浮かんだことを書き連ねていくので更新が重なっていくことになると思われる。
スタートがgroup Mと相当に後ろのほうだったので、出来るだけgroup内の前に位置しようと
1時間ぐらい前から並ぶことにした。
一番の問題はトイレだ。並んで待っている時にトイレに行って折角のpositionを失いたくない。
で、水分を絞り、朝食後の時間に余裕を持たせるため5時の起床とした。
朝食は戦闘食のまむし。水分は湯のみ一杯のお茶だけ。
スタート2時間前に現場に到着。暖かい部屋でかつゆっくりとトイレを使えたのが実にラッキーだった。
いでたちはスパッツに短パン。半袖シャツに100均のアームカバー。ゴミ袋を切って作ったポンチョ。
アームカバーとゴミ袋ポンチョは非常に有効だった。日が翳り風が吹くと結構冷えたのだ。
スタート時間が近づき時間遅れランナーの参加制限となり(遅れると最後尾からのスタート)
各groupの隙間が詰められた。ポンチョを脱ぎstaffに渡す。
前も後ろもぎっしり立錐の余地もない。埋め尽くされるとはこの事だろう。
0900スタート。号砲は聞こえない。わーという歓声だけ。
いっこうに動かない。5分以上経ってようやくのろのろと。そしてまた止まる。
やっとという感じでスタートライン。girmineのswitchをスタートし走り出す。。。
のだが、到底自分のpaceなぞ出せない。
もうとにかく、隙間を探し右に左にside stepしながらすり抜けていく。
序盤は飛ばすなとか言われたが飛ばすも何も満足に走れないから、ひたすら隙間探しだ。
日本橋の5km地点で30分強。一応予定通り。
水分を絞っていたのですでに喉が渇く。
waist beltのPETのdrinkは後半に飲みたいので、Aidの水を取る。
10秒くらいのloss。
speedが抑え気味だからか、tension高いせいか全く疲労感はない。
7.5kmでも水。
10kmで59分。身体の各部位のダメコン、問題なし。疲労なし。
ここからどれくらい稼いでいけるか、走りはまだ隙間探し。
というか隙間探しはゴールまでえんえんと続いた。
20km地点でのダメコン、問題なし。疲労なし。1時間58分。ちょっとだけ遅い。
ただ11kmの速度は出せない。
一人で走るのとかなり勝手が違う。速度を上げるとすぐに前のランナーと詰まり、
隙間探しで右左で速度が落ちる。その繰り返し。
30km地点でのダメコン、足底、特に右母指の違和感と痺れ出現、右股関節前方にも違和感。
2時間55分。予定より相当に5分以上遅れている。南港大橋に3時間30分で到達の予定だったのだが。
疲労はunder control。走りきれるだろう。やや疲れた体に西成のいちびりの応援が元気をくれる。
競艇場付近のFood courtにランナーが群がっている。
物を食べている暇なぞない。結局エネルギーは全てwaist beltのjellyだけで済ませた。
意識は南港大橋にあったのだが、その手前のだらだら坂でかなり消耗してしまった。
試走の時は何ら問題なく記憶にも残っていなかったのだが。
南港大橋に取り付く。courseの両sideは止まってstretchしてるランナーだらけ。
course上も歩いている方が多いような。
昇りにさしかかり、声を上げて叱咤激励。周りの目を気にする余裕もないし、
周りにも余裕はないだろう。
頂上を越え降り。
さぁ、ここからや!と大声出して加速。
下半身は全ての部位でred lamp。足底は接地するたびに悲鳴を上げている。
右股関節前方も動かすたびにきしみ音だ。足首も膝も棒のようだ。
地面に戻り、疲れは感じないが下半身の痛みと戦いながらも加速Formで走った。
頑張ればいけると考えていた。ところが、2桁の計算間違いで39km地点で3時間48分。
のこり3kmを12分。。。
絶対不可能と判明した瞬間、心がポキンと音を立てて折れた。
たちまち速度はkm7分まで落ち、とぼとぼと。
歩いているのか走っているのか分からない。どんどん抜かれていく。
ここでようやく、4時間10分という目標を再設定し、痛みを必死に耐えながら再度加速。
ゴールが見えたとき、嬉しいという気持ちより、痛みから解放されるという安堵感のほうが
はるかに強かった。
4時間9分12秒。
達成感はあっただろうか。
少なくとも言えるのは、また走るだろうと言う事だ。
次のレースに向けて問題点を検討し対策を考えねば。

