10日はLongを。30kmの予定だったが、朝から暑い。
stretchしている地面が顎から滴る汗で濡れる。
今日は20kmに短縮だ。今頃熱中症にでもなってしまったら元も子もない。
きょうのThemeは高速化。
kmあたり10秒。
たった10秒。5分45秒から5分35秒へのわずか10秒の短縮。
これが出来ない。実に難しい。35秒は数字の上では可能なのだが、
一杯一杯の状態からの更に10秒は厳しい。
無意識下で走っていることが多い長距離では、35秒をずっと意識し続けるのは
困難かつ逆にFormの乱れを招いて疲労が増す危険がある。
増速する為には、Beatが一定なのだからstrideを広げる必要がある。
そのためには、足の接地時間を長くして地面を押す
-決して蹴るではない-
時間を長くしないといけない。
必然的に、後ろに流れた大腿を前方へ引き付けるのもより短時間を要求される。
その結果、股関節前方の筋群に負担がかかる。
Deep layerの腸腰筋、大腰筋などのトレーニングには座位での
leg upが有効だなぁ、もう少しやっておけば良かったなどと考えながら
走っていた。
15km過ぎぐらいから陽射しが厳しくなってきた。やはり今日は20kmで上がろう。
そして、もう少し効率の良い筋の使い方が出来ないか考えていた。
筋を一塊として使う。
ふと腰が回っていることに気がついた。
あれ、これ!? 以前のFormだ!
腰の回転を前方への推進力として使い、そのトルクを消すための腕の振り。
compactに無駄のないFormを目指すうちに忘れていた。
これで走ってみよう!
しばらくはぎこちなかった。呼吸にも乗らない。
徐々にrhythmに乗ってくると加速しているのが感じられた。
終末努力もあるが、最終LAPでkm5分29秒。
つらくはない。
これでいけるなら!
この期に収穫が得られるとは嬉しい。
次回のLongではこのFormで持久できるか試そう。
chanceはもう一度しかないが。