美味しいものを頂いたら、さぁ舞台に参りましょか。

イメージ 1

僕は実は歌舞伎はちょっと苦手。
年寄りの演じる鉄漿女形が僕には物の怪に感じられてしまうのだ。
背筋が凍る思い。
だから、年寄り女形が出てくるのは観られない。(^^)



さて、
昨年、悪い酒癖で暴れたようですが、芸人さんが聖人君子のはずがなく、
むしろその反対のことも多いかもしれないし、彼らに倫理なぞ求めない。

そんな海老蔵さんの復帰の舞台は「勧進帳」しかないやろうと思うてました。
前回拝見したのは団十郎さんの白血病からの復帰の舞台。

で、以前にも観ていたし、まぁ今一食指が動かなかったんですが、
団十郎富樫、海老蔵弁慶と耳にして
おぉ、これは是非とも足を運ばねばと。
相方が頑張って花道横の良い席を取ってくれました。
わくわくです。

何ですか、この行列は。暑いさなかに。
開場が遅れましたんか?

イメージ 2


華果西遊記

よろしいですなぁ、右近さん。良いねぇ、コミカルでスピーディでいて
かつはんなりと柔らかい、艶があって色っぽいですわ。
先日、京劇で西遊記を観ていたので、どう違うのかと楽しみにしていたのだ。
僕は、断然こっちの方が合うなぁ。
右近さん、贔屓になりそう。(^^)


勧進帳

いわずと知れた市川家の十八番ですが。
海老蔵さん、力が入ってますねぇ。
若さとパワーが迸っています。眼力、炸裂と言う感じ。
富樫団十郎さん、ご子息の演技が気になるようで、海老蔵弁慶の芸を見て、何度もうなずいておられましたね。
で、僕はやっぱり海老蔵富樫、団十郎弁慶の方が良いと感じましたね、まだ。
海老蔵さん、ほんのちょっと力抜いた演技の方が合う様な。
今回の弁慶でも富樫に振舞われた酒にて酔うた振りをする場面では光っていたし。
十年先にまた観て見たいですね、観られるなら。
ただ、今回自分の前で海老蔵さんに弁慶をさせた団十郎さん、これからはどうされるんでしょうかねぇ。

イメージ 4


幸助餅

勧進帳が終わったら帰ろうと思ってたのですが、右近さんが出てはるので
もう少し腰を落ち着けることに。
松竹新喜劇からの演目で、楽しく観劇出来ました。
翫雀さん、ほんまにお父上の藤十郎さんにそっくりになりはりましたわ。そっくり。
で、僕は藤十郎さんより翫雀さんの方が好み。(^^)


で、ついついグッズを。
仁左衛門さんの助六。よろしいねぇ。
ほんでもって海老蔵さんの助六を観に行きたいものですねぇ。

イメージ 3


イメージ 5


連獅子も。(^^)

他に隈取の手拭も。(笑)

イメージ 6


舞台がはねたら、これで興奮を冷ましてからご機嫌でご帰宅。
盛り沢山な一日だった。 

イメージ 7