先日、ブルーラグーンさんとで
かんとだき?おでん?
という話になった。

僕のような、貧乏長屋のくそガキ育ちにとって
おでんとは
今で言う田楽であって、お出汁で上品に煮られ、
2種類の味噌を付けて食す、
薄切りのこんにゃくやらなにやらで、
一向に食べでのないくせに高い代物であり、
乏しい小遣いを費やす値打ちのないもんだった。

で、ちまたで言われるおでんが
関東煮、かんとだきに相違ないのだが。
名前の謂れなど知らん。

しかし、どうもわずかにでも若い連中には、
かんとだき? 聞いたことはあるけどなぁ、
今は誰でも「おでん」でしょ、らしい。

で、かんとだき探しの旅に出た。(笑)

まずは、ここさ、由緒正しき関東煮の店、みやもと。
かつてたんぽぽさんが参鶏湯を食された店のお隣。


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見たまえ、この鉄鍋を。
その深き歴史の前には頭を垂れてしまうわ。
手前はくじらすじ。奥はどて焼き。

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期待していた煮込み過ぎで煮〆たようなのではなく
きちんと出た分だけ補充する丁寧なお仕事。

瓶ビールと頼むと、必ず大瓶で出てくる雄雄しさである。(笑)
ちなみに、大瓶はだいびんと読むかおおびんと読むかでまた議論が起きそうだが。w

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潔く関東煮と書かれた暖簾は勇気を与えてくれるわ。


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客はおっさん率100%だが。

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で、この店の後、「かんどだき」とある店を探したのだが、
もっとあると思っていたのに、枝道まで探したが、
ないねぇ、布施では。

確か、高津には「かんとだき」と書いた店があったはず。
ちと入るのに勇気が要りそうな店だったが。

後日、潜入するとしよう。相方が邪魔だが。(笑)