いやぁ、参りました。左鎖骨骨折しちゃいました。

って、さらっと書けるような気楽な事態ではないのですが、何とか悲惨な時期を乗り越えられたかなということで、ご同輩にもお気をつけてと阿保を晒しますわ。

で、怪我したのはトライアスロンのチーム練と書くと格好良いんですが、実は花見で酔った上で若いもんとバドミントンしてたらすってんころり。酔ってるもんだから受け身も何もなく、どったーんと肩から落ちた。

やらかしたか!と思いましたが、やらかしてました。

レースで落車した時も骨折は免れて、レース続行していたが、酩酊して、足が宙に浮くぐらいにひっくり返っては。。。

で、レントゲン。

やってますねぇ、鎖骨遠位1/3側、粉砕型、靭帯損傷合併。

 

うーん、普通は手術を勧められますが、以下の理由で手術無しを選んだ。

 

1;とにかく休めないわ。

 

2;このタイプの骨折に対する手術では、骨幹部骨折に対する手術のようなプレートを当ててがっちりスクリュー固定は出来ない。

K-ワイヤーで不安定性を軽減させられるのが精々。それとても、遠位骨片に命中させる難しさは自分が一番分かっている。

当然固定力は低いから、体幹ギプス必須。

靭帯補強と称する縫合も、もなぁー程度で逆に組織損傷の方が心配。

 

3;体幹ギプス巻かれたら絶対仕事出来ないし、それなら鎖骨バンドで固定すれば寝ている時はともかく、意識ある間は、良好な姿勢というのは常に意識できるからギプス固定に準ずる。

 

4;詳細に見ると、骨幹と上部骨片はひょっとすると骨膜は切れず連続性が保たれているかもしれない。

また、鎖骨烏口靭帯は断裂しているが、骨片が見えているので付着部の剥離骨折かもしれない。

とすれば、普通の靭帯断裂よりremodeling能力は絶対に残存している。となれば、周辺組織のダメージ強い手術よりも、鎖骨バンドによる保存療法のほうが良好に治る可能性が高い。

 

5;そもそも、自分の体を自分より下手っぴな奴に委ねる気はさらさらない。

以上より、手術せず鎖骨バンドによる保存療法を選択した。

 

で、固定ベルト子供用しかなかったので、それで締め上げた。結果論から言うとその方が固定力強くて良かったかもしれない。

初日明けて、両脇を締め上げているので両手パンパン、正にグローブのよう。

翌日成人サイズのに変更したが、まだ可能な限り締め上げて、ずれていないか連日レントゲン。

肘前腕の腫れが強くて、肘の伸展が出来ないとは驚き。

そして、骨折も痛いが、締め上げた腋窩も相当痛い。シャツの着替えの時に見てもらうと、

真っ赤になって圧痕も凄いとのこと。

第4病日、レントゲンでは転位はなさそうだが、とにかく左手の腫れが凄い。

砂で汚染された傷もあるので、一瞬「ガス壊疽」?という考えも浮かんだ。もしそうなら、

週末か週明けには死んでる。治療方法もない。

ということで、今更ながら抗生剤の注射と内服。

第5病日はひたすら寝て、腕を体の上に乗っけていたので、

6日目には腫れはすこしまし。

7日目以降の土日もひたすら寝て、腕を体の上に。

週末が明けると、安静の効果で日々症状は軽くなってきた。

肩周辺の腫脹、皮下出血も徐々に軽減。身の回りのことで出来ることが増えてきた。

骨折後12日目のレントゲンでも転位は悪化せず、そろそろ出血も血種となり、

直接打撃や再転倒がなければそうそう大きな転位はしなさそうで、

ようやくやれやれとあいなった。

まだ、もう2週間は固定が必要だが、何とか希望が持てるようになってほっとした。

 

動けるようになったら、あれも食べたいこれも食べたいとずっと思っているが、

なにせ、今現在食っちゃ寝食っちゃ寝なんで、体重が増えてきてしまっているわ。