長かった春休みもついにあと週末を残すのみ。
なんとも濃密な2ヶ月だった。
ベルリンから帰ってすぐ、ミュンヘンに”プチ引越し”。
4週間の語学コースの間、幸運にも学生寮の一部屋を借りることができた。
トイレとシャワーは各部屋についてるけど、キッチンは共同。
擬似WG生活を体験できて楽しかった!
同じキッチンを使う人たちがみんなありえないくらい親切だった。
外国人が多くて、その国の料理を作って食べさせてくれたり、語学の勉強のアドバイスをくれたり。
いつも誰かと話せるからさびしくないし、ここで大学生活過ごせたら素敵だろうな~、ってうらやましくなっちゃった。
2週間は毎日、学校が終わってからロバートと待ち合わせて遊んでた。
アンディーのところでフローやマルクス、それに初めて会ったアナとパーティーをしたり、みんながあたしの寮に来て遊んだり。
毎日会ってる分、迫ってきてる別れが実感できなかった。
それでも別れの日はやってくる。
最後の夜は、アンディーやフローとロバートの実家でいつもどおりまったりして過ごした。
ちょうどフローが二日後にケルンに車で行くとかで、一緒に行くかどうかを迷っていたのもあり、
「またすぐ会えるよね」
という雰囲気でお別れ。
しかし例によって妖精フロー、計画は実現しなかった。
別れてからたった2日で、考えられないくらいさびしくて、会いたくてたまらなくなった。
遠恋自体は初めてではないけど、こんな気持ちになるなんて考えてなかった。
電話するたびに気持ちが満たされるから、普段だったら3週間は持つはずのGuthabenが2日でなくなるくらい電話した。
TestDaFが終わってからケルンに行く計画だったけど、語学学校が終わった次の日、ミュンヘンから直接ケルンへ出発した。
時間より安さを優先したため、乗り換えも含めて片道6時間!
ICEとはいえ日本の新幹線ほど快適ではないし、Ostern休暇ということもあり、半分くらい立たなくてはいけなくて余計に疲れた。
遠恋の醍醐味は再会の瞬間!
初めて強くそれを実感した。
あたしを迎えにホームに上がってきたロバートと偶然鉢合わせたときの瞬間が忘れられない。
最初はなんだか少し照れくさくて、ぎこちなかったけど、何よりうれしくて幸せだった。
ロバートの新居はケルン郊外の”学生村”にある4人WGの一室。
ちょうどOsternで同居人はいなかった。
たった2週間離れていただけなのに、信じられないほど再会がうれしくて、愛しくてたまらなかった。
お互いの必要性を確認できたし、これくらいの距離の遠恋ってけっこう恋愛にプラスに作用するのかも。
あいかわらず映画、ゲーム、ミニマル、いちゃいちゃ、和食、寝る!
というふうにケルン滞在の日々が過ぎていった。
何も特別じゃないけど、二人にとってケルンはまだまだ慣れないから、なんとなく毎日が新鮮だった。
ケルンの人も街もやっぱりミュンヘンと違う。
どちらかというとベルリンに近いけど、もっと変。
ベルリンみたいにおしゃれな個性ではなくて、みんなわが道を行くかんじ。
若い人とやっぱりゲイらしき人が多くて、独特の活気があった。
ミュンヘンは人も街もこぎれいで気取ってる印象だけど、もっとあっけらかんとした空気があった。
まったく勉強しないまま、主に日本語会話であっという間に5日が過ぎ、帰る日になった。
テストがなかったらもっといれたのに、と思うと心が揺れたけど、けじめが大事だと思った。
でも今度は「しばしのお別れ」という感じだったから、笑顔でICEに乗ることができた。
本当は学校も始まるし、次にいつ会えるか分からないんだけれど。
お互いにもっと大好きになったことが分かったから、この距離とこの恋に不安はない。
でももっと離れたら?
あたしが日本に帰ったら二人の接点って何もなくなる。
今度はもっと大きい別れが視界に入ってきて、ときどき不安になる。
寝る前にじゃれながらロバートが言った、
「今度結婚しようね」
って言葉がうれしかったし、冗談じゃなかったらいいのになって思う。