土曜日はニュルンベルクにワールドカップボランティアの面接に行った。
事前の連絡もWillkommen!って感じでみんな合格なのかな?とは思ったけどやっぱり緊張。
前の人が長引いて予定よりちょっと遅めにスタート。
面接官はおじさん一人。
とっても朗らかでユーモアたっぷり。
すぐに大好きになっちゃって、リラックスできた。
ゆっくり分かるように話してくれて、外国人であることにとても気を使ってくれた。
進められた仕事はインフォメーション係。
ワールドカップの開催期間にやってくる観光客の質問に答える仕事らしい。
応募用紙に言語能力として日本語、英語、韓国語と書いていたから一番適していると思われたみたい。
しかし、英語も韓国語も実際は最低限レベル。
とても観光客案内とか無理!
英語ができないのはすぐに見抜かれたけど、
「心配しないで大丈夫。必ず英語のできる人とペアになってもらいますから」
っていわれて安心。
しかし
「日本人はもう何人か採用したけど、韓国語のできる人は初めてです。日本人と韓国人がいっぱい来るのは確実だから大変助かります」
と言われ、青ざめてしまった。
韓国人いないのかよ!
春休み予定外に韓国語勉強しないといけないな・・・。
結局1時間近くかかった。
朗らかに握手して面接終了。
「これからよろしくね」
「こちらこそ!」
という感じだったので受かったみたい。
ドイツ語のひどさを考えると、ほかの場合ではありえないな。。
でもすごく楽しかったし、とにかくうれしい!
へとへとだったけど、帰ったらロバートの家へ。
昨日ミュンヘンの実家から電話があった。
「今日の夜に帰ろうかと思ってる。ただし、そっちに特に予定がない場合。用事があるならこっちに残る」
って言われて、あたしに会いに帰ってくるんだー、とうれしくなっちゃった。
でも次の日にニュルンベルク行かなくてはならなくて、あんまり時間もないし、会うのはやめることにした。
ロバートが実家から大量の漬物を持って帰ってきていてびっくり!
福神漬けとかしそにんにくとか、ツボ付け、さらにソフトさきいかまで・・・。
お母さんが買ってきたのをとってきたらしいけど、お母さん、渋い!
ロバート自身も好きだけど、あたしが喜ぶと思っていっぱい持ってきてくれたんだって分かった。
友達からもらったという新しいミニマル聞いて、ブラックミラーして、お酒飲んでいつもどおり楽しく過ごす。
金曜日にフミと産婦人科に行って、予約してきたことは言えなかった。
重くないからこそ、今こうしてちょっとづつあたしのこと考えてくれるようになってきたんだと思うから。
フミは
「お金は全額出してもらって、産婦人科にも一緒についてきてもらうのが当然!」
と言ってたけど、絶対そんなこと言えないよー。
いつもどおり、日曜日も一日中家から出ないで、テレビ見て、ゲームして、テクノ聞いてた。
月曜日は大学って行ってたのに、朝になってもロバート起きない。
さぼるらしい。
家に帰るタイミングを逃し、この日も一日中ロバートと一緒にいた。
なぜか最近ペーターから飲もう、とか映画に行こう、とか誘われる。
すでに3回も断ってて、またっていうのは気まずいなー、とメールの返事に困っていたらロバートから突っ込まれた。
相手が男だって分かって、
「断ってね!」
とか、ペーターのことをNebenbuhler(ライバル)と呼んだりして、反応がちょっとうれしかった。
ロバートのことがなくても普通にペーター断るんだけど・・・。
ごめん、ペーター。
ペーターはちょっと特殊だけど、カティーやシュテフィー、シュテファンなどなど、あたしの周りのドイツ人ってみんなさわやかですごくいい子。
人間的に尊敬するし、やさしくていつも気を使ってくれて、大好き。
それなのにやっぱり心から仲良くなれてない。
どっかで自分を偽ってて、緊張してる。
素の自分はみんなみたいにさわやかではないから、あわせて笑っているとしんどくなってくる。
それでも一緒にいれてうれしかったし、誘ってくれたらいつでも会ってた。
でもロバートと付き合いだしてから、無理してる自分に気づいた。
それをロバートに話したら、ロバートも同じことを感じていてびっくり。
バーバリアン(ミュンヘンとその周辺)の大学生はみんなさわやからしい。
ロバートとも当然合わず、ドイツ人と付き合うときは彼も無理をしてきたらしい。
だからミュンヘンから逃げ出して、大学生でも変な人が多いという、ケルンに移るんだって。
さわやかな人と合わないところとか、観光に興味ないところとか、変だけど大事な部分が不思議と共通してる。
外国人で、育った環境も文化もまったく違うのに、すごく共感できて不思議。
そして会ったばっかりのときからその波長はなんとなく感じてた。
でもロバートに
「ほかの日本人はみんなさわやかなのに、一人だけ違うと思った。オーラで分かる」
って言われてびっくり。
やっぱり類は友を呼ぶのか?
ようやく産婦人科の話をしたけど、
「彼氏がついていくとか変に思われるから絶対やだ!」
って言われた。
この話になると、なんかわたわたして頼りない。
自分が言い出したくせに。
ただ自分が気持ちよくエッチしたいだけ、っていうならお金は出してくれないから、これは相手の本気度を測る試金石だと思った。
うろたえ気味ではあったけど、半額出すとは言ってくれた。
でももっとしっかり、落ち着いて構えてほしかった。
さらに親父ギャグ連発で、真剣に取り合ってくれなくなって、だんだんへこんできた。
それは態度に出て、すぐロバートに伝わった。
「何が悪かった?言って?お願い」
と言われたけど、言いたくても言えない。
具体的に何が気に障った、とかじゃないから。
ただあたしばっかり本気で、ロバートの気持ちが軽いのがいや。
ロバートに悪気はないのは分かってるけど、何気なく口にする言葉にそういうものを感じて不満を覚える。
「もういい。理由わかんないから」
って言っても無理してると思われてる。
「日本人ははっきり言わないで、怒りや悲しみを隠す」
っていう偏見どおりに受け取られたくなかったけど、ほんとに理由がはっきりしてなくて伝えることができなかった。
あたしが泣きそうになったから、ロバートも困っていっぱいキスをしてくれたり、抱きしめたりしてくれた。
けどやりきれない気持ちはどうしようもない。
"Vertragen wir uns wieder?"(じゃあ仲直りね)
って言って無理して笑ったけど、やっぱりきもちはもやもや。
お皿を洗いに台所に立って、ようやく自分の気持ちが分かった。
心配そうに後ろから抱きしめてくれたロバートに
「あたしのこと好きじゃなさそうだから悲しい」
って、素直な自分の気持ちを伝えた。
ロバートは一瞬なんだかわかんなくてびっくりしてたけど、なんかあわてた様子で
「好きだよ、素直に出さないだけで。毎日会いたいくらい好きだよ。」
って言ってくれた。
なんかその態度がほんとに素直で不器用で自然で、信じることができた。
あたしって単純。
それだけ聞いたら心からまたハッピーになっちゃった。
ロバートもそれを見てちょっと苦笑してたけど、うれしそう。
今度こそほんとに仲直りして、仲直りエッチ。
と思いきや時間がない!
最後まで行く前に、産婦人科に走った。
時間ぎりぎりに到着。
大体ドイツで病院に行くのも初めてな上に、ピルもらいに行くなんて・・・。
緊張したけどしてる余裕もなく、あっという間だった。
よりによって医者は中年のおっさん。
めちゃめちゃ手際よく診察を進める。
あんまりあっさり
「じゃ、下の服脱いで、診察台に乗って。両足これに乗せて開いて。」
って言うから恥ずかしがってる暇もなく、あぜん、としてる間にすべて終わった。
とりあえず今まで散々生でやっておいて、妊娠もしてなく、子宮・卵巣ともにベストな状態らしい。
特に詳しい説明もないまま処方箋をもらえた。
ほんとにドイツに来て、考えもしなかった新たな経験をしてるなあ。