いつも心にしみる記事を書いてくださるMAAさまから、愛らしいプレゼントをいただきました。
ありがとうございます。
大雨が降ったり、地震があったり、そして何よりも厳しい残暑が続きそうですが、お体を大切になさってください。
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大雨が降ったり、地震があったり、そして何よりも厳しい残暑が続きそうですが、お体を大切になさってください。
本日、2009年7月16日は、ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908-1989)が亡くなってちょうど20年にあたる日です。
正規の形で出して欲しいライヴがまだまだたくさんあります。
記念の年ということで出されるといいのですが。
今夜は今まで何度も聴いてきたこの『薔薇の騎士』を聴きたいと思います。
ごく最近BRILLIANT CRASSICSからも出たようです。
《……時々私は夜中に起き上がって
時計をすべて、すべて止めてしまう。
でも、時のことを恐れる必要はない。
時もまた神様の作られたもの、
他のすべての物と同じこと。……》
『薔薇の騎士』第1幕より
本日から『カフェ・フィガロ』 の第2回目が配信されています。
番組の中でリクエストさせていただいたマーラーの交響曲第10番(ウィーラー版)のCDです。
もう1曲のブゾーニは、次のCDに収録されています。
マーラーにとって結果として最後になってしまった1911年2月21日のコンサートの曲目にブゾーニの『悲歌的子守唄』という曲が含まれていたのですが、そちらもこのCDには収録されています。
前回の記事で書かせていただきましたが、本日から『カフェ・フィガロ』 の第1回目(第2回目は6月30日)が配信されています。
お話の中でご紹介しているのは次のCDからの、狂詩曲『スペイン』の2台ピアノ用編曲と『ミュンヘンの思い出』という連弾曲です。
番組の中で少し触れましたが、シャブリエのこの『ミュンヘンの思い出』と同じような趣向の『バイロイトの思い出』という曲をフォーレとメサジェが作っています。ターニャ・ハイドシェックとエリック・ハイドシェックの録音が少し前にCDに復刻されて出ています。
バイロイトの思い出他/ハイドシェック
HMVへ
1909年6月、つまり、ちょうど100年前の今ごろ、グスタフ・マーラーは、交響曲第9番の作曲に取り掛かりました。 作曲はたいへん順調に進んでいき、ひと夏の休みの間にほぼ全曲の完成に近いところまでいったようです(全曲の清書が終わったのは翌年の4月のことですが)。
そのような短期間に、あれだけの傑作を作曲することに集中できたのは、この1909年という年が、マーラーの生涯の中でも特に安定した、いろいろな意味で憂いの少ない、静かな年であったからであるようです。
この交響曲第9番に関しては、「かなり近くまで迫ってきているであろうと思われる自らの死に向き合って」あるいは「自分の死の影におののきながら」作曲した、ということが昔からなんとなく信じ込まれているようですが、実際のところははたしてそうだったのでしょうか。再検討される必要があると思っています。
例えば、アドルノのような人は、ずいぶん以前にすでに次のように述べています。
「マーラーの第9番に押し付けられた、ばかばかしくてものものしい『死が私に語ること』という言葉は、第3番に関して花々や動物たちが引き合いに出されること(少なくともそれはマーラー本人の心に一度は浮かんだことである)よりもはるかにひどいことで、真実を著しく歪めてしまうものである」(『マーラー』1960)。
というようなことも含んで、マーラーについてのお話を、昨日、林田直樹さん の「カフェ・フィガロ」 にお招きいただいて、させていただいてきました。
林田さん、柳さん、岡田さん。
お世話になりました。どうもありがとうございました。
今回収録したものは、「ブルーレディオドットコム」 の中の「カフェ・フィガロ」 にて、6月23日(火)と6月30日(火)の20:00から配信されます。
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