有袋類というのはお腹に子育て用の袋を持つ哺乳類で、人類や犬・猫・馬といった真獣類とは分類上まったく違う生きものです。大半の有袋類はオーストラリア圏に棲んでいて、カンガルーやコアラが有名なんだけど、例外的にアメリカ大陸にいる有袋類がオポッサムの仲間。
何故彼らだけがアメリカ大陸にいるのか? どうやら昔、アメリカ大陸も有袋類の楽園だった時代があり、やがて真獣類との競合に敗れ去り、残ったのがオポッサム科....という次第のようで。
有袋類は見た目が真獣類と似たのが多くて、フクロオオカミとかフクロネコとかフクロモモンガとか、和名に“フクロ”の冠名(?)をいただくものが結構いる。オポッサムはフクロネズミと呼ばれたりしています。
ネズミみたいな尻尾で木からぶら下がる器用なオポッサム
子沢山のオポッサムは、子育てに十分な袋を持っていないらしく、お母さんは子どもたちを背中に載せて移動します。なので、別名コモリネズミとも呼ばれます
こんな大変そうな子育てをするからか、親とはぐれたり死に別れたりして、人間に保護されるオポッサムがよくいます。以下の動画はサウスカロライナにある動物の保護施設“マートルビーチ・サファリ”にて、犬の養母さんを得たオポッサム。オトナになっても相変わらず犬に甘えてるのがなんとも( ´艸`)
オポッサムの養母になった犬‐Dog Adopts Baby Opossum - Animal Friendship | Myrtle Beach Safari‐
こちらは猫が養母さん。
「友だちの猫がオポッサムを養子にしたよ」
穏やかな性格で人懐っこいオポッサムは、ペットとしても人気が高い
インタビューを受けるオポッサム
ドライブを満喫するオポッサム
以下は動画 オポッサムたちがひたすらバナナを食べてるだけなんだけど、なんだかやみつきになります
Opossums eating bananas
ふしぎでかわいいオポッサム。人気者だというのに納得です