参拝日 2024年6月12日(水)
14番札所興昌寺から東へ約10分歩くと安楽寺です。こちらも曹洞宗寺院です。
お寺の由来が書かれています。聖観世音菩薩は9年に1回開帳される秘仏だそうです。
耳の病気の方のために穴の開いた柄杓が供えられているそうです。
山門を入って行きます。
かなり広い境内です。
山門をくぐって左には、弘法堂、観音堂、本堂です。
本堂の右に納経所があります。
本堂に入られていただきました。
ご本尊は、無量寿如来です。
おん あみりた ていせい から うん🙏
曹洞宗なのに無量寿如来(阿弥陀如来)がご本尊?
御朱印をいただく際にお寺の方に聞いたのですが、改宗してはいないそうです。
山門近くには鐘楼があります。
本堂の向かい側には経堂があります。
「知多四国巡礼」(歴遊舎 2016年第二版)によると、この経堂には「大正新脩(しんしゅう)大蔵経」(大正大蔵経)が納められているそうです。
ちょうど今、聴講生として通っている大学で「大正大蔵経」の講義を受けています。
仏教はインドで始まり、①北伝仏教(中国、朝鮮半島、日本など)、②南伝仏教(スリランカ、タイなど)、③チベット仏教の3つに分かれて伝播していきました。
このうち、高楠(たかくす)順次郎などが「①北伝仏教」の経典を1924(大正13)年から1934にかけてまとめたものが大正大蔵経です。
「②南伝仏教」は小乗仏教ですが、「①北伝仏教」は、大乗仏教を含むので、膨大な経典数になります。また、経・律・論に分けてまとめられています。中国を経由しているので漢訳です。
ちなみに「②南伝仏教」の大蔵経は、「南伝大蔵経」と呼びますが、パーリ語で書かれており、これも高楠順次郎などが1935年から1941年にかけて日本語訳をしています。
このお寺の「大正大蔵経」について、御朱印をいただく際にお寺の方に尋ねたのですが、よく理解されていないようでした。
かなりの労力をかけて書き写されたものと思います。
さて、本堂の左には、観音堂があります。
このあたりの配置は、先の興昌寺と似ています。
そして最後に弘法堂です。
弘法堂の前には、青・緑・白のガラスが敷き詰められていて、とてもきれいです。
弘法堂の内部です。たくさんの仏様。
向かって右から、不動明王さま、弘法大師さま、お地蔵さま、そして薬師如来さま。
そして手間には釈迦誕生仏。🙏
豪華な顔ぶれです。
お堂の中の一番左にいらっしゃる賓頭盧尊者様の隣には、このお寺の名物の天白地蔵。
前にある柄杓の真ん中に穴が空いています。
耳の悪い方は、このお地蔵さんをお参りするとご利益があるそうです。
そして御朱印
昼近くなってだんだん暑くなってきました。
帰りにコンビニでシャインマスカットのソフトクリームをいただきました。
おいしい! 結構量がある! スプーンまで食べられる!😆
そのうち、ビールに手がいってしまうかもしれません。😆
家に帰ってきて、ぐったりして、昼食後に寝てしまいました。😄
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。