こんにちは、
よしおです。
マタイ受難曲の名盤は数多く、特に近年は古楽系の指揮者や団体による録音が次々に出ています。
が、往年の2つの歴史的ライブがあります。
1939年のメンゲルベルク指揮コンセルトヘボウ管と54年のフルトヴェングラー指揮ウィーン・フィルです。
どちらも19世紀に連なるロマン的演奏スタイルによるもので、テンポの動きや濃厚な歌い回しなど、
激しい感情表現が際立っています。
今では大仰にも感じられる演奏ですが、人間感情に主眼をおいたアプローチは時代を超えて聴く人を感動させます。