チーズケーキって
どんなのもハズレはない気もするけれど
やっぱりこれ！
って思うのが
ディアーヌのチーズケーキ
タルト生地は
パータフォンセやパートブリゼの
しっかりめなザクザク感のある生地が多い中
しっとり甘いパートシュクレを使い
クリームチーズにサワークリームを足し
レモンで風味付けしたフィリング
そして
緩めの生クリームは
甘みを抑えて、
本来のクリームの甘さを引き立てて
上の飾りはシンプルに
六分立ての生クリームに
ラインと金箔だけ
それはまるで
ディアーヌ•ド•ポアティエの愛した
シェール川に建つシュノンソー城のよう
王妃カトリーヌ•ド•メディシスのイニシャルCと
王様アンリ2世のイニシャルDを組み合わせると
愛妾ディアーヌのDとアンリ2世のDの組み合わせになる
お城の部屋のあちこちに
白い壁に金箔で象られたその飾り
白と黒の市松模様の床が印象的な鏡の間は
ディアーヌのドレスを思い出させる
その昔訪れたシュノンソーの城は
オフシーズンであったこともあり
本来ならヴェルサイユ宮殿に次ぐ観光客で
ごった返すと聴きますが
その時は静かに佇んでいました
以前BSのアンリ2世の息子フランソワ2世の妻
メアリーステュワートのドラマで
ディアーヌが登場した時と同じゾクゾク感
思いはロワールの静かなお城に飛んでいく
そんなチーズケーキです