傷つかないで済む距離とは
どんぐらいのもんなのか。
今日、映画館を出て携帯の電源を入れ直したら、意外な人からメールがきていた。
久々の同期会に参加するかどうかの相談メール。
もう四ヶ月はずっと連絡とってなかったのに、なんだってそんなこと、あたしに聞いてくるんだ。
あたしが行くって言ったら、「じゃあ俺も、」って言ってくれる?
なーんて
あまっちょろい期待が頭を支配する。
土井とは、しょっちゅう電話とメールを繰り返していたのに、ある日ぱたりと途絶えた。
「最近、土井冷たいよ!」
「おめー、彼氏いるそーじゃあないですか」
「先月別れたよ」
「…もー遅い。元カノとヨリ戻しちゃいました。」
そんなメールが最後のやりとりだった。
ねぇ、勝手な推測だけど、それは、あたしたちは両想いだったって思っていいのかな。
(両想いって、懐かしい言葉だなぁ。)
あのとき、あたしは土井のことがちょっと好きだった(ほらあたし惚れっぽいからさ)
土井もあたしのこと、ちょっとでもホントに好きだったんだろーか。(ホントに好きのホントってなんだろーね)
いつも、軽口ばっかり叩いてた奴だから
どこまで信じていいのか、わっかんないや。
とにかく、そんな経緯でつかの間の恋のようなものは終わった。
けど、別に失恋ではなかった。
成就も失恋もないものを恋だったなんて言うのはおかしいのかもしれないな。
だからあれはやはり恋「の、ようなもの」
同期会の返事は「保留」にして、彼の返事を待っている。