ひねくれ日記
今年のクリスマスは小津安二郎監督作品を観ました。
「麦秋」「宗方姉妹」
静かに家族の風景を映していく。その良さを語れるほど私には映画の知識はない。
1950年の鎌倉の景色、海沿いの当時の134号線。
「ショートケーキ買ってきたの食べましょう」と言って出て来たケーキがホールケーキ
ショートケーキの語源はなんだろう?
検索するとshorteninngのショートだと出て来た。(諸説あるだろうが)
劇中でホールケーキの値段を¥900と言っていた。
またまた検索すると1950年の銀行員大卒初任給が¥3,000。
計算するとホールケーキが¥60,000と言うことになる?😱
おったまげた。劇中でも「高額でもったいなくて食べられない」を連呼し、
食べてる途中で子どもが来ると慌ててちゃぶ台の下にケーキを隠していた。
そんなどうでもいい事を見て楽しんだ映画鑑賞でした。
カメラを固定し人が家の中を行きかう。我が家で家族が行き来してるのを見ているかのよう。
カメラが低いアングルで撮られのぞき見してるよう。
カメラ目線の演者がまるで自分に話しかけてるような気持になる。
演者が実年齢を演じるのではなく、上の世代を演じたり、祖父役と思えば次の作品で父親役を。
若くして老け役の女優さん。演者がすごすぎた。