おはようございます

 

 

 

 

総合栄養食に関する2回目の投稿です

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ケミカル成分を使用しない

総合栄養食

 

これは私の中でずっと考え

思い描いて来た夢のような商品です

 

体の小さな犬猫が

摂り込まない方がよい食材

 

体に入ると長い時間を掛けて

アレルギー症状が出てしまったり

何らかの不調が出てしまう食材

 

発ガン性の心配のある食材

または添加物

 

体に良いものであっても製造方法によって

発がん性物質が発生してしまう…など

 

毎日食べる物だから

より安心より安全なものを求め

いつか作りたいと思っていた

総合栄養食です

 

こだわった3つの食材

アルファルファ

野菜酵素

クロレラ

 

今日はクロレラについて

詳しく説明したいと思います

 

今回ご縁があって

国内外でも有名な企業のクロレラを

使用できるようになりました

 

 

♦クロレラって?

(画像はイメージです)

 

 

クロレラは淡水に生息する

単細胞性の緑藻類で

大きさは3〜8ミリミクロンの小さな球形です

 

20数億年前の先カンブリア紀から生息している

真核生物の仲間

 

緑藻類のクラミドモナスから

クロレラとして分岐したのが

5億4000万年前であることが

遺伝子解析によりわかっています

 

それ以来何度も起こった

天変地異や気候変動にも負けず

その命をつないできたクロレラは

人類よりはるか昔から生き続けてきた

生命力の強い生物です

 

今、地上にある酸素は

クロレラをはじめとする

旺盛な光合成能力をもった藻類が

太陽光と水と炭酸ガスから生み出したもの

 

同時に後の時代に登場する

多くの多細胞生物が生息するための

基礎となるさまざまな栄養分も生み出しました

 

食物連鎖の最下層に位置するクロレラは

あらゆる生命の下支えをするために存在し

豊富な栄養素を備える

〝食の原点〟といえる存在なのです

 

クロレラの生きる力が強い理由の1つは

その細胞壁にあります

 

クロレラはとても強い殻(細胞壁)に包まれており

どんな環境の変化からも身体を守ることができます

 

そしてもう1つの理由はその旺盛な繁殖力

 

通常生き物はオス・メス両方がいることで増えますが

クロレラは1つの個体だけで増えることができます

これを無性生殖といいます

 

しかも1つの細胞が20〜24時間ごとに分裂

1日後には4個、2日後には16個

20日後にはなんと1兆個と

すごいスピードで増殖できるのです

 

 

♦細胞壁破砕技術

 

クロレラは緑藻類の一種であるため

強靭な細胞壁に守られています

そのため理想の食材でありながら

硬い細胞壁に守られた状態のままでは

中の栄養を十分に消化・吸収することができません

 

そこで細胞壁を壊して消化率をアップさせたのが

独自開発された「細胞壁破砕技術」です

 

この技術は欧米で粉ミルクの製造過程で使われていた

「ダイノーミル」という機械を応用したもの

 

化学薬品や酵素などを使わず

物理的に細胞壁を破壊するので

クロレラ本来の栄養素が変質したり

失われたりすることがありません

 

この技術により強固に細胞を包んでいる

細胞壁を約90%以上も砕くことができるのです

 

細胞壁破砕クロレラといわれる製品には

加熱で細胞壁にクラック(ひび割れ)を入れる方法

(ブランチング処理)などを

おこなっているものもあります

 

しかしブランチング処理をしたクロレラと比べると

細胞壁破砕技術を使ったクロレラの方は

消化率が大幅に向上していることがわかります

 

上の表からも分かるように

細胞破砕処理をしているクロレラと

可消化処理、未処理のクロレラを比べると

消化率の違いに驚きます

 

 

確かに多くのサプリメントは

単一成分を抽出・精製・濃縮など

化学的な加工がされることで

1〜3粒の飲用量で1日の必要量を満たします

 

またそこには増粘剤、保存料、着色料

酸化防止剤などの合成化合物が添加されています

 

一方使用したクロレラは

藻の一種であるクロレラをそのまま乾燥させ

合成化合物は一切使用せず

食品としての良さをできる限り

そのまま製品化したものです

 

 

♦他の藻類(ユーグレナ、スピルリナ)との違い

 

3種類の藻類の特徴を比較したのが下の表です

 

どれも身体に良い成分を豊富に含んでいますが

栄養素の量や内容、味などに差があります

クロレラはアミノ酸スコアが100であることは

注目すべき点です

 

 

 

♦青汁との違い

 

青汁は緑黄色野菜を絞って作られる健康食品の総称

使う素材によって摂れる栄養素も異なります

 

対してクロレラは淡水性の緑藻類一種を用い

一度に60を超える栄養成分を

自然のままの形で摂ることができる食品です

 

 

現在は製造を中止している

わんこの青汁に使用していた

オーガニックケールと比べても

栄養成分の種類がとても多いです

(画像はイメージです)

 

優れた栄養バランス

 

♦複数の栄養素が健康を支える

 

1971年、アメリカの生化学者である

R・J・ウイリアムズ(米国化学学会元会長)が

栄養学の指針となる重要な概念を提唱しました

 

それは「ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸など

すべての栄養素は互いに量的なバランスを保ちながら

1つのチームとして連携して働く」という主張です

 

栄養素は鎖でつながれた首飾りのようなもので

どれか1カ所でも不足すると

鎖そのものが切れやすくなる

いわば「生命の鎖」なのだと言っています

 

この考えからわかるのは

栄養素は全てが重要であって

これが大切でこれは要らない

というものではないこと

また特定の栄養素だけを多く摂ると

身体全体のバランスが

崩れてしまうということです

 

♦桶の理論から分かる栄養バランスの大切さ

 

19世紀ドイツの化学者リービッヒは

植物の生育は最も不足する栄養素に

左右されることを提唱しました

 

その後20世紀初頭にドイツの

ドベネックがリービッヒの理論を

わかりやすく説明するために作成したのが

「ドベネックの桶」という図です

 

植物の生長を桶の中にためた水に見立て

どんなに水を入れても

桶の1番短い板の所までしか水はたまらず

それ以上はあふれてしまうことから

植物の生育も最も不足する栄養素に左右される

ということを表現しています

 

このドベネックの桶は

植物の生育の話だけにとどまらず

今では人の健康にとって栄養バランスいかに重要か

という例えとしてもよく用いられています

 

♦偏りがちな栄養バランスを整える
 

クロレラに含まれる

栄養素と機能性成分は60種類以上

 

その中で最も多いのが

タンパク質(アミノ酸)で約60%を占めます

このほかにもビタミン、ミネラルなどの栄養素や

クロロフィル、ルテイン、βカロテンなどの

*機能性成分を含み

さらに健康維持に役立つ

未知の成分も存在すると考えられています

 

クロレラは普段の食事では偏りがちになる

栄養バランスを整えてくれる食品といえます

 

*機能性成分…生命活動に必須ではないが

健康維持に役立つ機能的効果が期待される成分

 

*サイトから引用させていただき

一部加筆修正しています

 

 

そして研究サイトでは

「皮膚障害を持つビーグル犬における

クロレラの抗炎症作用」研究成果を

『日本農芸学会2008年度大会』

にて発表しています

 

慢性的に皮膚炎を発症しているビーグル犬を

2つのグループ(各群5匹)に分け

通常飼料とクロレラ粉末配合飼料

(クロレラ添加量は0.1g/kg体重/日)を

4週間摂取させました

 

皮膚炎の改善状況は獣医師による

毎日の臨床観察と試験終了時の

血液検査により評価しました

 

 

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飼料摂取4週間後において

クロレラ群では耳介や

その他の炎症患部について

完全な治癒と判断される消失が6%

著効・改善を含めた「皮膚炎改善」が

75%に認められました

 

一方、対照群では消失は認められず

「皮膚炎改善」は31%、逆に悪化が38%に

認められました(図1)

 

また、クロレラ群では炎症の程度を示す

炎症スコアが低下する傾向が認められ(図2)

更に血液検査においても

炎症発症時に増加する好中球の

有意な低下が認められました

 

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本試験の結果から

クロレラは生体においても

炎症の改善に効果を有する可能性が示唆されました

 

*サイトから引用させていただき

一部加筆修正しています

 

以上のようにクロレラは自然のものでありながら

多くの栄養と抗炎症作用を持ち

私が総合栄養食を提供する上で

欠かすことのできない食材です


 

 

 

次回の投稿では

「野菜酵素」について

詳しくお知らせしたいと思います

 

 

以上長くなりましたが

最後まで読んでいただき

ありがとうございました

 

いつも感謝でいっぱいですクローバー

 

 

 

総合栄養食①では

アルファルファスプラウトについて

詳しく書いています

 

併せてご覧いただけると嬉しいです.。o○