集客の準備とは、お供えのようなものです。
神様が何かしてくれたら、持って行く。
そいうのは逆ですよね。
お礼まいりはあるけど。
お願いをする時は、先に何か供え物を持って行くのが普通です。
今は科学と民主主義の時代ですから、供え物と言っても、お賽銭やお酒程度ですが、古代社会ではもっと真剣でした。
祭りのために一年間の蓄積を消尽する文化もあったと聞きます。
生贄をささげたり、供え物の価値で社会的地位が変わったり。
先に何を与えるかが、大きな力を持ったのです。
それに比べると、今の時代の願いって、少し軽いのかもしれません。
集客したいって言うけど、ちゃんとお供えをしているのでしょうか。
時間。
努力。
勉強。
費用。
行動。
そして気持ち。
どれくらい供えましたか?
日本には八百万の神様がいますが、どの神様にも共通するのは、本気な人が好きってこと。
そしてお客様もやっぱり、本気な人が好きです。
「あの人の役に立ちたい」
「こんな人と出会いたい」
その思いが強くて、それが行動になって表れていれば、それはきっと届きます。
どれほど犠牲を払った気になったとしても、おとぎ話のように、海に沈んだり食べられてしまったりすることはないのです。
だから、もうちょっと、お供えを大きくしてみても、良いんじゃないでしょうか。