この本はAmazonで買った。
そうそう、アダルトな世界にお世話になってる毎日で、中学生から今までずっと続いてる事はオナニーくらいの私に、実情はどうなのかと
ずっと気になってたのに、読んでなかった一冊だった。
本の存在は中高生の頃から知って居た。
もっと酷い本を手に取って数行読んで、読めないと、書店の本棚に戻した事もあった。
出版年は2006年の本。
ここに居る女優で、今も現役の女優はもう居ない。
紅音ほたるさんなんかは死んでしまった。
付けなあかん、二人より一人。
確か、コンドームを街中で配ってて、NPO法人を立ち上げただかそんな時
色んな人と酒で酔ってタバコ吸っただか吸わされちゃって、死んでしまったんだ。
肺の弱い気管支炎だか患ってた人だった。
私の好きな女優、姫川麗さんの過去がもう壮絶で絶句してしまった。
でも、共通してるのは皆、機能不全家庭に生まれ、お金に苦労してると言う点。
そして、キャバクラで働くようになって、もっと高額を稼げると分かり、女優デビューする。
そして、避けて通れない身バレ。
お金が困ってどうしようもない時に、上手い事スカウトマンに拾われてしまうみたいだ。
インタビュー形式で書かれ、悲壮な生い立ちから現在までをインタヴュアーが紐解いて行くがインタヴュアーの主観が入り過ぎてて、全面的に彼女らとAV業界を擁護する内容になっている。
そう、お金と言う感情を動かす世界なだけあって、業界自体は芸能界より透明性は高く、作り込まれた作品を私達は享受してるのである。
だから本当のセックスでは無い。ファンタジックな演技に身悶えて居るのだ。
嵐のほとんどの童貞を奪ったAYAさんと言う女優も不審死を遂げたし、飯島愛さんの死も不審死だった。
貧困と暴力を避ける金の力で女性が回って居る所に注目したい。
こんな可哀想な女性を産むのは家庭と社会が悪いに決まって居る。
そこにお金を充てがって、万人の男の性処理の代償になってしまうんだ。
多感な中高生時代をまともに送れなかった女優達の男性遍歴は、意外にも普通の女の子達と変わらない。
今の業界とは比較にならないだろうが、一読の価値はあった。
明日から、今年の芥川賞直木賞を読もうと思って居る。