子どもの頃、「暗いところで本を読むと目が悪くなる」などと注意されたこともあるのでは?そんな、「目」に関するウワサについて、眼科医に伺った。
Q1:暗いところで本を読むと、目が悪くなる?

▲VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン(2002年厚生労働省)より
A:暗すぎても、明るすぎても目が疲れることが
私たちが物を見るとき、瞳孔の大きさでピント調整をしている。暗いところでは瞳孔が大きくなり、ピントが合わせづらくなることから目が疲れやすく、人によっては近視の原因にも。逆に、明るすぎる場所では瞳孔が小さくなり光がにじんで見え、やはりピントを合わせようと目が疲れやすくなるため、暗いところでの読書と同じ結果に。明るさの感じ方は人それぞれなので一概には言えないが、「まぶしくもなく、見えにくくもない明るさ」が理想だ。
Q2:ブルーベリーで目が良くなる?

▲ブルーベリーが視力回復に良いという科学的根拠はない。
A:「視力改善」の意味では科学的根拠はナシ
第二次世界大戦中のパイロットの「ブルーベリージャムを食べたら暗い所での視力が改善した」という話から、ブルーベリーが目に良いと言われ続けてきたが、その後の実験で、ブルーベリーでの暗視力改善効果はあまり認められなかった。
ただし、ブルーベリーに含まれるアントシアニンには強力な抗酸化作用、血流改善効果があり眼精疲労には効果があると言われている。
Q3:目が悪いのは遺伝?
A:遺伝のほか、環境も影響
アメリカなど各国で、近視の発症、進行を数十年にわたり観察したデータでは、結果として「遺伝による影響が最も強い」とされている。ただし、それだけが原因ではなく、もともと近視になりやすい人が長時間パソコンやゲームなど目に負担をかけることで、より近視が発症しやすくなる、と考えられる。