私立中高一貫校の理想と現実。
中学受験の最大のメリットは何か?6年間のゆとりを買えることです。ただし、大抵の子は、その6年間をゲームとYouTubeで使ってしまいます。「好きなことに没頭できる」「部活に打ち込める」「多様な経験ができる」こういった話はよく語られます。しかし、現実はもっと単純です。ゆとりが増えれば、人は一番ラクで刺激の強いものに流れます。ゲーム。YouTube。この2つが、時間の大半を持っていきます。例えば、長期休暇中、子どもに「好きなことをやっていい」と任せた場合、どうなるか?多くは次のような生活になります。 朝起きる なんとなくスマホを見る 動画を見る 気づいたら時間が過ぎる ゲームをする また動画を見る学校に通っている時でも、学校から帰宅するとほぼゲームと You Tubeのマルチタスク三昧。強い目的意識や特別な動機がない限り、この流れから外れることはほとんどありません。つまり、「6年間の自由」とは何か。言い換えれば、「ゲームとYouTubeに好きなだけ時間を使える6年間」ということです。ここで、多くの人が現実から目をそらします。教育的に聞こえの良い言葉に置き換えます。「主体性」「探究心」といったものです。しかし、それらは放っておいて自然に生まれるものではありません。自由にすれば勝手に伸びる、という考えは幻想です。中学受験がもたらすものは確かにあります。時間と精神的な余白です。これは間違いありません。ただし、その余白をどう使うかは別の問題です。結局のところ、自由だからといって良いことが起きるわけではありません。自由とは、何をするかを自分で決められる状態にすぎません。そして多くの場合、その選択はシンプルです。ゲームとYouTubeです。(笑)残念ながら、これが現実です。