出張先
この時期の
この風景が好きだ
ホテルの1室で
思い返す事は
碌でもない事
いや 基 !
たわいもない事
伏せる事が
多くなった妻が
子育て
楽しかったなぁ と
遠くを見る目で語った
焼肉 行きつけの店
食べ盛りの2人を
連れて行くには
私の懐が危うくなって
某チェーン店へと鞍替え
不味と 言われ
笑顔見たさに
また行きつけに通うも
私を気遣ってか?
妻は箸を進める事は
そう多くは無かった
カレーの日
底なしの食欲
どれだけ ご飯を
用意すれば分からず
子供が食べ終えるのを
見届け
箸を手に取る妻が
けっして
裕福では無かった
我が家
子供の笑顔を見るのが
生き甲斐だった と
そんな時が
幸せだった と
あの頃が
懐かしいと
言ってくれて
息を引き取った
歌のセリフじゃ無いけど
あの日
あの時
あの場所で
会わなければ
貴女はもっと
幸せに
妻が大事にしていた
そんな家族とは
死別後 疎遠に
私にって
結婚とは
なんだったんだろう
10年がもうすぐ
自宅とは違い
気を紛らわす
術がない
この部屋
眠れそうもない
ラウンジにでも行って
気分を切り替えようか
それとも
勝どき、晴海、月島の夜景でも
どちらも
1人じゃ ・・・


