寛太さん












『ね、今夜サリーちゃんのアパート行っても良い?』
アケミさんは
とうとう来なかった。
でも
アケミさんと寛太さんの
事ではなくて
サリーとお腹の赤ちゃんの事
間違いなく寛太さんは
赤ちゃんのお父さんです。
『寛太さんには知る権利がある』
サリーママの言葉で気が付いた
サリーは、
ちょっとお話したい事があるのです。
来てください。
寛太さんがアパートに来ました。
寛太さん
『何?なに?』
私、妊娠しました
寛太さん
『え? ウソでしょ? 』
本当です。
本当は寛太さんには伝えずに
どこか遠くに行って
赤ちゃんを出産したいと
思ってました。
でも、私だけの赤ちゃんではないし
寛太さんにも知らせる責任がある
と思って。
寛太さん
『あ、そう。そうなんだ。俺、子供出来るんだ。それに先ずビックリ。』
ドキドキ
私が寛太さんとアケミさんを
別れさせてしまう。。。
寛太さん
『ごめん、サリーちゃん
俺、いくらサリーちゃんが妊娠しても
俺の子だとしても、
アケミさんとは離れられないよ。』
寛太さん
『アケミさんとの思い出は
油性ペンみたいに、消せないんだ。』
油性ペン。。。?
寛太さん
『酷いこと言ってるって分かってる。
でも、こういう事だから尚更
正直でいたい。
もし俺が、赤ちゃんが理由で
アケミさんと別れてサリーちゃんと一緒になるって言ったら
きっとサリーちゃんは嫌でしょ?
俺も、本当の気持ちに嘘ついて
アケミさんと別れてサリーちゃんと
結婚するなんて、自分が許せない。』
思いもしなかった寛太さんの
返事だった。
アケミさんと寛太さんの絆
そうか
そうだよね
続く。