恒例だった金曜の夜の

寛太さん宅での映画鑑賞
あの日以来、集まる事なく
数週間が過ぎた頃
久々に集まろうか?となって
誘われたサリー
どうしようかな?
皆の前では何事も無かった様に
普通にするサリー
誰にも知られちゃいけない
バレたらダメ
顔に出ちゃうんじゃ?
断ると『どうしたの?何で?』
きっとそう聞かれる
うまく嘘つく自信が、ない
寛太さんと2人きりじゃないなら。。
じゃあ、後でちょっと行きます
そう言って仕事が終わったその夜
バイク通勤していた寛太さんとオーナーは先に帰って行った🏍️🏍️
寛太さんのアパートはレストランから
車で20分くらい
バイクなら15分くらいかな?
サリーも少し後に車で寛太さんのアパートに向かう
最近、彼女ができたシェフ②さんは
今夜は行けないと言ってた
シェフ①さんは本当に来るだろうか?
他にもせめて誰か一人
もう時間は夜の11時近い
車を走らせていると
前方右側でパトカーが点灯して🚔
誰かにチケットを切っている
よく見ると
寛太さんとオーナーが
免許を出してる!
あ〜らら~
スピードで捕まったのね
きっと二人で競ってスピード出しすぎたのね
それを横目に走り去り
一足先にアパートへ到着
エンジン切った車内
ここで誰かが来るまで待とう
。。。。。
誰も来ない
15分経過
。。。。。。。。
誰も来ない
。。。。。。
20分経過
。。。。。。
まだ来ない
今日も二人きりなら帰ろう
そう思いながら
30分近い
おかしい
なにか嫌な予感がする
いくら警察に捕まっても
あそこからなら10分ちょっとで
着くはず
とにかく戻ろう
エンジンをかけて
来た道を戻る
5分も走ると
夜中に飛ぶヘリコプターが
ライトを当てながら
何か捜索している
凄く嫌な予感しかしない

寛太さんとオーナーが捕まっていた
場所からちょっと先にある大きな
交差点まで戻ると
この時間にどこから来たの?
人混み
パトカー🚓x3台が🚔🚔🚔
大きな交差点の真ん中に
斜めに停まってる
消防車🚒と
救急車🚑も
警察に何やら事情を説明している
女性がいる
交差点のど真ん中で
ぐったり横たわっている誰かの
足が見える
あのスニーカーは。。
間違いない
嫌な予感を通り越して
吐き気が。。
吐いてられない
急いで近くのショッピングセンターの
駐車場に車を停める
人とお巡りさんをかき分けて近づくと
担架の上の寛太さんが
ちょうど救急車に乗せられる最中
救急車に入るということは
まだ生きてる?
👮『あなたはこの人の知り合い?』
はい、一緒に働いてます
👮『じゃあ一緒に乗って』
はい
寛太さん
『サリーちゃん?オレ全然悪くないよ!
赤信号で止まってたら、いきなり後ろから突っ込まれた! あの84年のベンツ○○の奴、絶対許さねー!』
○○は多分、車の型?
サリーには全くわからない
寛太さん
『でもさ、スッゲー良い人に助けられたよ! 看護婦さんだって! 交差点の真ん中に空から人が降ってきてビックリしたって! 脈も診てくれて直ぐに救急車呼んでくれて。』
アドレナリンが大放出中なのか?
興奮気味に
よく喋る寛太さん
『でさ〜、すげー良い人が引いた人で良かった〜って言ったら、違う! 私は信号を待って青になったから走り出した途端、あなたが空から降ってきたって。犯人は向こうに走っていったの見たって! でも、彼女の証言違うんだよね。俺が車の色や年式間違えるわけないじゃん!』
よく喋るなぁ
『とにかく俺、絶対にあいつ許さない!
すっげースピードで突っ込んできたよ!
サイドミラーで見てたし。まさか追突するなんて思わないでしょ??
そいつ、引いたあと車から降りて来て
大丈夫?って聞いてきた。すっげー酒臭かった! 大丈夫じゃない!って言ったら、オーマイガー!って言って逃げて行きやがった! 絶対許せない』
救急隊員
『オッケー、もうその辺でちょっと落ち着こうか?血圧上がるから冷静になろう』
寛太さん
『自分は全然平気〜!
でさ〜、彼女は警察にさ〜
。。。。。。』
とにかく生きててよかった
病院へ向かう救急車の中で
ずっと喋り続ける寛太さんを見ながら
心からそう思うサリーでした
続く