病院に着くと
出た!
寛太さんは精密検査をする為に
ストレッチャーで運ばれて行き
サリーは待機していた警察官に
知っている事を教えてほしいと言われ
個室へ。
知っている事と言っても
その場に居たわけでは無いので
救急車でベラベラ喋っていた
寛太さんの言っていたことを
そのまま伝える事、約20分間。
聴取が終わって廊下に出ると
向こう側からストレッチャーの
ガラガラという音と共に
MRI検査が終わって次の検査室へ
移動中の寛太さんと遭遇
寛太さん
『あ~タバコ吸いたい! 一本だけ
ちょっと吸ってきて良いかな?』
看護婦さん
『ダメダメ! 今は元気でも
体内でどんな事が起こってるか
一秒でも早く把握しないといけないの!
タバコは全部の検査が終わったらね!』
言い聞かされている寛太さん
サリーの手には
警察の人から受け取った
寛太さんのスニーカー👟と
ヘルメット
ヘルメットの天辺が傷付いて
色が剥げてる。
ノンストップで後ろから追突され
そのまま空中へ飛ばされて
真っ逆さまに頭から地面に落ちたらしい。
また気分が悪くなるサリー
今は夜中の1時前。
先ずはオーナーに電話しよう
間違えなく、寛太さんは明日
仕事は休む
急いでバックから手帳を出して
オーナーの電話番号を調べて
病院の公衆電話へ
先月、別居中だった奥さんの美鈴さんがオーナーの家に戻ってきていた。
こんな時間に電話して申し訳ないけど
11時過ぎに、寛太さんと一緒に
バイクのスピード違反でチケットを
切られたオーナー
まだ起きてるかな?
『ハロー?』
夜分に済みません、サリーです。
『お~サリーちゃん、こんな時間にどうしたの?』
あの〜ちょっと前に寛太さんとバイクに乗ってて、スピードで捕まりましたよね?
『そうなんだよ〜参った! あれ?なんで知ってるの?』
実は、あの後、寛太さんのアパートで
映画を観る約束があって、サリーも
ちょうど通りすがって、捕まってるの
見ました。
それで、実はその後、寛太さんが
車に引かれてしまって。
『えー!? ウソでしょー??
ホントに??今どこ? 病院??
オッケー、今すぐ行くから!』
15分後、オーナーが来てくれた。
『いや〜ビックリしたよ!
でも、寛太さんって本当に悪運が強い人だよね。昔からそういう人だよ。
これ、もしかしたら、家一軒建っちゃうかもよ?』
家より、体でしょう?先ずは!
『サリーちゃん、疲れたよね。
家に帰ってないんでしょう?
車は?あそこに停めてるのね。
じゃあ、検査も何時間かかるか分からないし、とりあえず後のことは私が引き継ぐから、サリーちゃんは自分のアパートに戻りなさい。車まで送っていくから。』
ありがとうございます
神様、どうか寛太さんを
助けてください。
無事でありますように。。
そう祈りながら
病院を出たサリーでした
続く