サリーは、妊娠した。


1989年 サリー19才の初夏でした。

恋愛して、結婚して、
そして、待ちに待った妊娠

と言う過程とは程遠い

誰にも言えない妊娠でした。

子供だったサリーは素直に
嬉しい気持ちでした。

これからどうしよう?

と、思うより

『お母さんになるんだ』

そう思いました。

そこには、お腹の赤ちゃんを、
サリーの赤ちゃんを、

『中絶』する

なんて発想は1ミリもありませんでした。

でも

誰にも言えない。
ここには居られない。
仕事は変えないといけない。

寛太さんの子供だと知られてはいけない。

どこでも良い

この子と一緒なら
サリーはいくらでも頑張れる!

真剣にそう思っていました。


出産するという事

子供を育てるという事

シングルマザーになるという事




不安より

お腹の赤ちゃんが
愛おしかった。

私が守る!

そう真剣に思っていた

あまりにも無知で
子供だった

19才のサリー


同じくらい強く

『寛太さんにも』知られてはいけない

そう思いました。

アケミさんが好きな寛太さん

もし、サリーの妊娠を知ったら。。

きっと、責任を感じて
サリーと結婚すると言うだろう。

でもそれは、本当の愛ではない。

寛太さんが好きなのはアケミさんなのだから。

サリーと赤ちゃんがいたら
きっと寛太さんの迷惑になる

だから

知られる前に

そっと

寛太さんの前から消えよう


そう思っていた

サリー19才でした。



*謝罪*
昔の話とは故、不愉快な内容である事、
申し訳ありません。

嘘偽りなく、自分の人生を今一度
思い起こし、字で綴る事で
自分と言う人間を見つめ直す作業をさせて頂いてます。