勝ち運の寺として信仰されている勝尾寺(かつおうじ)に
参拝してきました。
境内は、殆ど参拝者がいなく、
昨今の兵庫、大阪のコロナ感染者激増の状況の中でも、
気兼ねなく参拝出来ました!
勝尾寺が古くより伝えてきた「勝つ」とは他者を負かすことではなく、
転んでも起き、転んでも起き、己に打ち勝つ
「七転び八起きの精神」
その精神と、勝運信仰の歴史が一体となり形を成したもので、
それを「勝ちダルマ」と呼ばれているそうです。
六代座主、行巡が清和天皇の病を祈祷で治し、その功を示したことにより「ここはまさに王に勝った寺、勝王寺である。」と帝より命名される。
しかし、寺側はあまりに畏れ多いと「王」を「尾」に控え「勝尾寺」と称する様になった、そうです。
以来、当山は「勝運の寺」として広く信仰され、古くは源氏、足利氏ら歴代の将軍や武将達が勝運を祈り、 参拝を重ねてきたそうです。
大阪府下でも唯一自然の残された場所で、
四季折々の花や鳥、また大自然の表情が楽しめます。
現代では受験、厄除け、病気、スポーツ、商売、選挙、芸事など
「人生のあらゆる場面で勝つ寺」として信仰され、
その歴史は1300年連綿と受け継がれてきています。
参拝料400円を払って、山門をくぐると
お清め橋があり
お清めの霧を浴び、厄を落とし、身を清めてから境内に入ります。
階段を多宝塔の方に登ってゆくと
一願不動堂が左側に見えてきます
このお不動さまは、一つの願い事のみを叶える不動明王さまです。
勝ちダルマ奉納棚を右に見ながら更に階段を上ってゆくと
厄払い三宝荒神社が見えてきます。
この荒神さまは、日本で最古の荒神さまで、「厄を祓う」荒神様として、
日本全国から参拝者の絶えない有名な荒神さまです。
瓦落下の災いを逃れたのは、
荒神さまのお力もあったんだ~!!
(ありがとうございました!!)
いよいよ大師堂です!
向かって左奥が大師堂で、右が本堂です。
お堂の中央に、弘法大師を祀り、
ゆかりの深い四国八十八か所のお砂踏みが出来ます。
「南無大師遍照金剛(なむたいしへんじょうこんごう)」とお唱えしながら、有難く、感謝しながら、丁寧にお砂を踏みしめて、お大師様のご加護を頂きます。
(この後、早速、ご加護を得られようとは、
この時は全く思いもしませんでした!
ありがとうございました!!)
授与所で勝ちダルマを購入し、
(ダルマは、自分で選びます!)
本堂の前で、
この一年間に達成したい願いをダルマの背中に書きます。
そして、
その目標の先にある、人生の目的をダルマの底面に書きます。
最後に、
ダルマの右目(向かって左目)に、目を入れます!
(一部のネット記事の中には、左目に目を入れると、
その理由とともに解説しているものを見かけますが、
勝尾寺の場合は、HPでも記載されているように
右目に、目を入れるのが正しい方法です!)
願った日より一年を区切りとし、
勝尾寺の諸天諸仏へご報告することが 礼儀となります。
まず最初に荒神社に、続いて本堂にて
「ご自身のご先祖様」並びに
「ありとあらゆる目に見える・目に見えない」存在に
手を合わせ感謝の気持ちを伝えます。そして、
願った願いが達成できても出来なくても
この奉納棚に納めます。
「人事を尽くして天命を待つ」 「礼に始まり礼に終わる」
この区切り無くして、新たな願いは為し得ないのです。
本堂前の広場からの眺め
鐘つき堂
多宝塔
美しい草花を眺めながら坂を下りてくると
知恵の環があります。
本堂をお参りし、そのご加護を頂かれてから、
この知恵の環を歩いてみて下さい。
すると心は一層穏やかに、そして晴れやかに、
湧き出る力や良い知恵を頂けるでしょう。
と、言うことになっています!
① 入口よりゆっくりと右回りに7周。中心点まで歩く
② 中心点より逆周りに7周。入口に戻る
③ 時間があれば周りの石に座って瞑想するもよしです
弁天堂
弁天様は、知恵を授け、学問や芸術、音楽の才能を開花させる神様として古くから信仰されています。
弁天池
で、この後、例のハプニングが発生しました!!