フェレットの1日が

人間の時間に例えると

3時間が1日に当たる・・という話は

前々回の記事に書きましたね。

ではその時間、フェレの中でいったいどんなふうに

過ぎているのか、正確なことはきっとわからないけど

今日は考えてみようと思います。

 
耳が聞こえなかったゆき。

あなたの中で私と過ごす時間は

どんなふうに流れていたの

               


私が帰る時間はまちまち。 

玄関開けて「ただいま」って、その瞬間

2階でゆきが引き出しから反対方向にある

ドアのそばのトイレに向かって走る音が聞こえたものです。

階段を上り

部屋のドアを開けると

「お帰り」って見上げるゆきの姿がありました。

ちーちゃんの

ある、ある」って声が聞こえてきそうです

音のない世界に生きていたゆき。

ゆきの中の「」は振動でした。

飼い主が階段を掛け上がる音。

布団からむくっと起き上がる気配。

夜中にトイレを片づけたり、ご飯を入れる足音・・

そんな感じで、ゆきは

私の勤務が何時からなのか、

昼間寝ているのは、もう今日は仕事に行かないのか

(うだうだばかりして、全然遊んでくれない夜勤明けです)

もう手に取るように、ゆきには

伝わっていたんです。

きっとゆきのフェレ時間は、

私の足音を聞いてる(感じている)時間が

多かったのかもしれないな。


 
6年4か月もの時間を一緒に過ごしてきたからね。

おかあさんの行動パターンくらい、楽勝だったよね

              

生まれてまだ5か月しか経っていない

キキのフェレ時間はどうだろう

今朝、初めてキキが午前3時に私を起こしたんだ。

仕事や用事で、この頃昼間にいないことが多くて

日中の放牧は最後まで見守ることができないでいた。

キキの3時間。

1回起きると午前中ならたっぷり5時間は起きているから

人間で言うところの

「ALL」をするくらい元気だということ。

その中に組み込まれているのは



1日、何十回と繰り返す、星型ぴ-ぴーのお運び

相変わらずのカミカミマシーンだけど

この頃よく私の膝に乗り

甘えるでもなく

私が噛まれないように足を上下に動かすのが

キキには面白いのか

私の周りをぐるぐる回っている・・

抱っこされていると、狙うは左右の人差し指。


いろんなことが 、キキの3時間の中に組み込まれているね
 
だから、そのひとつひとつが

キキにとってはかけがえのない、3時間の一部。

丸1日 、相手をしないということは

1週間相手をせずに、

ひとりさみしい思いをさせてるってことなんだね。

カミカミの時期も

あっという間に過ぎ去ってしまうものなのかも

だってフェレットはいつの間にか

飼い主の歳にすぐに追いついて

あっという間に駆け抜けてしまうから、

この一瞬一瞬を大切にしていきたいんだ。

              

膝の上で迎えたゆきの最期の日もそうだったね。

ゆきは私との最後の時間を選んでくれた。

この仔は具合が悪いのに

一生懸命飼い主のそばで、

永遠の眠りにつくそのときを、探していたんだ・・

 

 
親孝行だったゆき。

これからもたくさん、たくさん、キキに話しかけて欲しいよ