ゆきの命にはたくさんの愛情が乗っかっています。
 

ゆき16

 

お煎餅をゆきに食べさせちゃったおじいさんとおばあさん。
本当は栄養にはならないだろうけど、
お二人のゆきに対する愛情を感じます。

息子さんもキャットフードをわざわざ買ってゆきに与えておられた・・
なかなかできないことだと思います。

              

私の留守中におばあさんが訪ねてきてからひと月後の
2006年12月中旬・・
あのおばあさんのご家族に会いに行こうと決めました。
もちろん、ゆきを連れて。

おばあさんのご自宅を住宅地図
(田舎ですから、ゼンリンの地図をもとに作成したものが1軒ずつ配布してあります)で
確かめたら、やはりそれほど遠くないところでした。


白い花とゆき



ご都合が悪ければ・・と電話帳で、名乗られたおばあさんの名字を調べたら
その名前はこの町内には1軒しかありませんでした。
思い切って電話をかけて、
ゆきを連れていきたい旨を伝えると、玄関から出て、待っていて下さいました。

おじいさんは目を細めて、
「あぁ、きれいにしてもらってよかったね」とゆきを抱っこされました。
肩までずんずんのぼり、頬をなめようとするゆき

「あぁ、ゆきはこのおじいちゃんが大好きだったんだ・・」と思うと
連れてきてよかった、と胸が熱くなりました


ゆき13

           写真は再現画像です(ちなみに父とゆき)

自由に野良暮らし&時々おうちの中にも入れてもらって、
猫ごはん(猫まんまではありません)を食べさせてもらったゆき。

危険と隣り合わせとはいえ、このご家族との日々はゆきにとって
楽しいものであったことでしょう。
ずいぶん、やんちゃもしていたようです
だって、ロッククライマーお嬢でしたから、ゆきは


網目

 
だって、こんなところを登っていたんですよ、とても短い手足で・・
おじいさん宅の縁側まで、登っていたそうです、はい

真っ黒なゆきをお風呂に入れてあげようか、と言われていた息子さんはご不在で
「息子がいたら喜んだのに‥」と残念そうな顔のおじいさん。
「あんまり真っ黒だったから、
あのころは”鼻黒ちゃん”と呼んでいたんですよ」とおばあさん。


ココアとゆき



ココアも一緒に連れて行ったので、仲良くしているゆきの姿を見て
お二人は安心なさったようでした。

「ゆきとの幸せな時間を、うちがもらってしまってすみません・・」とお二人に謝って
とびきり可愛い顔の(?) ゆきの写真を渡してきました。


ゆき14



また寄らせてくださいね、と再会を約束しておうちを後にしました。
目の前の畑で採れた、たくさんの野菜をいただいて

その夜は、ゆきの思い出話に花が咲いているだろうなぁと思うと
私も暖かい気持ちになったのを覚えています。

きっとこのおじいさんとおばあさんも
まちがいなくフェレット中毒だったんでしょうね


ゆき15