本日は、以前もご案内した「カキドオシ」です。
この和ハーブが大好きで
私のベスト3に入ります
【カキドオシ】
シソ科 カキドオシ属 多年草
和名:垣通し/別名:疳取草(かんとりそう)/生薬名:連銭草(れんせんそう)
成分: L-メントール、L-ピノカフォン、L-プレゴン、リモネン、ウルソール酸、硝酸カリ、コリン、タンニン
期待できる効果:血糖降下作用、脂肪溶解作用、利尿作用、虚弱体質
カキドオシの名前の由来は、花が終わったあとに、
茎が長く伸びて、ツル状になり、
地をはって、節から根をおろし、
そのつるが伸びて垣根を通り抜けることから
「垣根通し」と呼ばれ、「垣通し」の名になったといわれています。
また、別名のカントリソウは癇取草(かんとりそう)で、
子供の癇(かん)をよく治す薬から名づけられました。
そういえば、私は幼い頃、
疳の虫が強いと言われ、針灸院に通院したり、
宇津救命丸をお菓子の中に混ぜられ、吐き出したりしていました(すごくマズイ仁丹のような後味が…)が、
このお茶も飲まされました。
ヨーロッパでも古くから民間薬として重要な位置を占めています。
グランドアイビーとも言われます。
利尿剤としての用い方は日本と同じですが、
気管支と肺の病気に広く用いられています。
とくに鎮咳、去痰、ぜんそくの発作を止めるなどの用法が知られています。
また、糖尿病治療薬として知られていて、
副作用が認められない薬草として、
1968日本生薬学会で発表されています。
カキドオシは、利尿、消炎薬として黄疸、胆道結石、
腎臓結石、膀胱結石などに用い、血糖降下作用はタラノキ皮よりも強く、
糖尿病治療にも応用できることが期待されています。
その他にもダイエットにも良いとされています。
1987年、北九州の薬草研究グループ「小倉薬草研究会」は
連銭草のお茶に乳化作用のあることを発見し、
食事は普段どおりのままとする61名の実験に基づく
内臓脂肪や皮下脂肪の変化を観察する検証を行いました。
通常、ダイエット効果を謳う痩身茶の平均的有効率は3%
と言われていますが、4ヵ月後に22名(36%)が効果ありと認める、
かつてない驚異的な結果が得られました

山菜としては、柔らかい葉、花を摘んで、
かき揚や天ぷらなどにして食べますが、
まだ、山菜としては食したことがないですが、
今年は新鮮なカッキー(カキドオシ)の葉っぱが手に入るので
チャレンジしてみようかな…
ところで、このカキドオシは精油成分も入っているのですが、
どうも私の感覚では、お金を触った後の匂いに似ている

だから生薬名:連銭草??
じゃなくて、
姿が小銭が連なっているように見えるからだそうです

私は匂いだと思うんだけどな…
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