本日出会った和ハーブ⑤クコ(枸杞)
クコ

ナス科クコ属:落葉性低木/生薬名:地骨皮(じこつび)/枸杞子(くこし)
主な薬効 滋養強壮 せき・痰 糖尿病 糖尿病合併症 高血圧症 疲労回復

【葉の使い方】
クコの葉は盛夏に採取して、日干しにしたものを用いるのが理想的ですが、夏のクコ葉は虫に食われて完全なものが少ないので、春から秋の間に適時完全な葉を採取して日干しにします。 この時、葉だけではなく茎が混じってもかまわないとされています。大きなトゲがあるので採取にはくれぐれもご注意下さいね 

クコ茶として利用する場合は、若い葉を採取して一度さっとゆでてから乾燥させます。まだ時期ではなかったですね…もうちょっとかな。 


【果実と根皮の使い方】秋に採取します。果実は果柄を取り除いて、初めは日陰の風通しのよい所で乾燥させ、表面にしわがでてきたら、天日ですみやかに乾燥させます。生薬で枸杞子(くこし)と呼ばれているものです。 

・クコ酒
クコ酒は強壮、疲労回復に効果があるとされ、赤く熟した果実200グラムを水洗いして、よく水をきってから、同量の砂糖を加えてホワイトリカー1.8リットルに漬け、2~3ヶ月冷暗所に保存します。毎日ワイングラスに1杯位飲用します。また、クコの全草を使用することもできます。 

私はお酒は飲めるけれど(結構ザル)そんなに好きではありませんが、

今年はクコ酒を漬けたいと思います。

よくスーパー等で売られている乾燥したクコの実の場合は、
3~6ヶ月以上熟成します。
乾燥したクコの実200グラムと同量のグラニュー糖、
ホワイトリカー1.8リットルを冷暗所に置き
3ヶ月くらいで布でこし、
材料を引き上げて再度その実を同様に使用できます。
これは古くから不老長寿の妙薬として知られています。 

フフッこれだわ

枸杞子(くこし・果実)は、肝臓に作用するとされていて肝臓に脂肪がたまるのを防いだり、ホルモンの分泌を盛んにすることから、老人のクコの常用は老人病の妙薬とされています。 

春に伸びた若葉は、さっとゆでて汁のみ、てんぷら、おひたしなどにします、また塩で味をつけて刻んで、ご飯に炊き込んだクコご飯は滋養強壮が期待できます。
このクコご飯 はスゴーく美味しいですよ

生の新葉も良く洗い、葉をすりおろしてグリーンジュースにできます。これは子供たちにすり鉢ですらせよう!!
利尿、高血圧、滋養強壮によいとされます。 

クコの葉や実は大きなトゲが枝にあるので、
採取する時は、注意して下さいね。
ちなみに軍手をしてもあまり効果が無く、私は何回もブッ刺しています

本日出会った和ハーブ⑥カタバミ

カタバミ

和名:傍草/酸漿草/別名:スイモノグサ
主な薬効 虫刺され

必要な時に全草を採取して、そのまま、すり潰して患部に塗布します。
これってすごーく便利だと思います
これから、春は嬉しいですが、虫さんの季節で、
そのうちにイヤーな蚊も出没します。
カタバミはお庭のあるお家や公園等で必ず見つけられる和ハーブですから
急な虫刺されの時にこの知識が役立ちます

古くには、カタバミの葉で、鏡を磨いたことから、鏡草という名もあります。

私の和ハーブの師匠(古い言い方!!)は、
お吸い物やお味噌汁にちょっと入れても美味しい
とのことでしたので、やってみました。
ちょっと酸っぱくて美味しかったです

でも、ほうれん草と同じシュウ酸が多く含まれているので、

石を作りやすい方(結石になりやすい方)は避けた方がいいかと思います。