*結論*

①ウクライナ情勢の緊迫をきっかけに売られた欧州資産(株式、債券、通過)の上昇。

②供給不安の後退で商品(原油、天然ガス、小麦等)価格が下落。

③商品価格の下落を背景としたインフレ鈍化期待を受けて金利が低下。

④リスクオフの後退による円安、株高。

(週刊ダイヤモンド引用)

 

*停戦合意なるか?*

始まったことは、いつか終焉を迎える。

それはどんなものでも同じ。

ウクライナ戦争もいつかは終わる。

それはいつか?誰にも分からない。

けれど終わりを迎える地ならしは徐々に始まっている。

 

*地ならしとは?*

①米国からウクライナへの軍事支援に関し、米国議会での予算案の成立が難航。

持続性が不明。

②欧州ではウクライナ支援に積極的でない政治勢力が台頭。

③2024年11月5日予定の米国大統領選、議会選ではトランプ前大統領と共和党が勝利する可能性が高い。

(トランプ氏はウクライナ支援に積極的でない。

 

などウクライナ側に不利な状況が整いつつある。

EUへの加盟をプラス要因として、欧米側から停戦が持ちかけられる可能性もありそう。

 

*背景*

●ウクライナ側の状況

①欧米各国自身の自国民が満足できなてない状況であり、他国にまで手を回せてなくなっている。

→まずは自国の足元を固めた上で支援を行うことが大切である。

②中東情勢の不安定化

イスラエル支援に手を回しつつ、ウクライナへの支援に限界がある。

→正攻法としても2面作戦は不利。焦点を一つに絞ることが大切。

 

●一方ロシア側の状況

2024年3月にロシアの大統領選があり、プーチン大統領も出馬を表明している。

当然当選を目指すのであれば、プーチン大統領の思惑として大統領選までに目立った戦果を上げるか、

劣勢とのイメージを国民に与えたくないだろうことが想定される・

 

●ウクライナ側の状況とロシア側の状況を合わせて考えると

ウクライナ側にとっては2024年3月まで辛い展開が予想される。

天候不順によりロシア側の歩みが止まればウクライナ側にとって幸いである。

 

*個人的な感想*

厳寒の欧州でウクライナ兵もロシア兵も国家と言うイデオロギーに支配されて殺し殺され傷つけあっている。

どちらの兵にも家族もいるし、友人もいるだろう。

血も通っていれば、生身の肉体もある。

一刻も早く終戦してくれればと思う。

 

一方でロシアは日本と国境を接している。

力ずくで領土を奪ってくるロシアには注意を払っておきたい。

南では台湾が中国の核心的利益となっており、

日本としては北でも南でも注意を払う事象が続いている。

力こそが正義となってしまっては、これまでの国際秩序が揺らいでしまい、

日本の安全保障にも影響を与える。

私たちのことも考えるのであれば、傍若無人な振る舞いをする国に

勝ってしまわれるとその後、始末に負えなくなる。

両国をうまく手懐ける方法があれば良いのだが。

 

ロシア人の命も大切であり、ウクライナ人の命も大切であり、もちろん私たち自身の命も大切である。

無駄に傷つけ合わず、一刻も早く終わってくれることを望む。