広島の実家に孫が遊びに来ました。
お目当ては大久野島のうさぎたちです。
呉線忠海駅から船に乗り換えて島へ。
この島では観光客からエサをもらって、うさぎが大繁殖していました。
コロナで観光客が激減し、うさぎも減ったそうで…
腹ペコのうさぎさんのために、にんじんとキャベツを刻んで持って行きました。
船着き場からキャンプ場、ホテルにかけてのメインルートは観光客が多く、エサも豊富です。
うさぎたちも満腹らしく、昼寝しています。
インバウンドの方もちらほらいて、食糧事情も改善しつつある模様。
これだけを見ると平和なうさぎの島に見えます。
以前来た時、砲台跡や展望台、灯台などでは、みんなやせていたのが気になっていました。
観光客も少ないし、エサもメインルートであげてしまって、もう残っていないことが多いようです。
梅雨入り前の晴天で暑い中、山に登ります。海の向こうは大三島。
山には腹ペコのうさぎがいて、しきりにエサをせがんできます。
一か所で3~5匹くらい出てきて、やせています。
強いうさぎが弱いうさぎを追い払って、エサを独占しようとします。
孫は怖がって、エサをまいて逃げてきます。
人間もうさぎも一緒だなあと思いながら、弱いうさぎのところへ走っていって食べさせます。
強いうさぎが横取りしないよう、ブロックしてやります。
みんな一生懸命食べてくれるのでうれしいのですが、ほどほどにして次の群れへ移動します。
結構忙しくて、写真を撮るのをすっかり忘れていました。
山を下りて、船を待つ間、旧日本軍の遺跡を見に行きます。
トンネルの向こうにあるのは、発電場跡。
この島では旧日本軍が毒ガスを作っていました。
毒ガス資料館で当時の状況を知ることができます。
(うさぎのエサについて)
・うさぎのエサは島内では売っていません。
・忠海駅周辺(ファミマ、船着き場売店など)でペレットを売っています。
・人に寄って来ないうさぎは満腹なので、エサをやっても食べません。
・メインルートからはずれた山道沿い、展望台、灯台付近のうさぎは、エサが少ないので喜んでくれます。