「嬉しいなぁ
素直に喜ぶ
バレンタイン」
チョコレートにこんなに種類があるなんて。
今年もビター、ミルク、ウィスキー、身体にいい漢方薬成分の入った物などさまざまな種類をいただいた。
これは吟醸酒を練り込んだ金粉付き。
吟醸香がたまらなかった。
「国士無双は大雪山系の雪解け水で醸した旭川は高砂酒造の大吟醸だな！」
ひとつ食べて、一気にここまでまくしたてた。
くれた娘たちの目にかすかに〝尊敬〟の二文字が宿った…、ような気がした。
どうだ、こちとら歳だ、経験値が違う。
旭川はもちろん、高砂酒造の酒蔵、あの凍てつく寒さ、ふんだんに湧き出る磨かれた水、すべて体験済みだわさ。
底冷えする夜の旭川。
凍った雪をガシャガシャ踏みつけながら歩きたい。
でもって灯りを頼りにたどり着いた「独酌三四郎」でタコの頭かモツ焼きで一杯飲みたい！
うん、最初は日本酒好適米で醸した「風のささやき」で始めるのがいいんでないかい…。
チョコにこんなコメントをつけてくださった方も。
う～ん、かわいい。
そしてありがたい。
この方は還暦過ぎの私よりうんと年上だ。
一人住まいだったかな。
ホワイトデーには肩揉みか、お灸、あ、手料理かいいか、とりあえずナバナの辛子和えは外せんな…。
若い時は確かにかなりいただいたチョコレート。
でも、もう歳も歳だし数ではない。
元来、食を共にする時〝何を〟食べるかはさほど重要ではないと思っている。
やはり〝誰と〟にこだわる私だ。
そう考えるとチョコレートもやはり数じゃない。
大事なのは誰からもらったかだ。
だから、いくつもらったかという〝数〟ではない。
数じゃない、数じゃないんだ…、と思うんだけど⁉︎