さらなる過激さ | きくち教児のブログ

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”医食タレント”きくち教児のブログです。

外メシの中華を食べる度、思うのだが、化学調味料依存の味付けはなんとかならんもんかなあ…まあ調理師学校時代、香港に取材に行った時もふんだんに使っていたから、今に始まったことじゃないけど。
これは中華料理だけじゃなく今ブームのラーメンにもいえる。創業〇〇年、伝統の味、などとノスタルジックな店づくりはいいけど、ラーメンがあまりにもうま過ぎる、じゃなくて「旨味」過ぎる。
つまり化学調味料がたっぷりつかわれているのだ。最初の一口がとても濃くて、かなわんなーと思いながらも食べていくと…

食べ終わって、やたらノドが乾くのである。ちゃんとダシを天然素材からとっていれば、食べ終わってから水がなくても普通に、あーおいしかった!となるのに…。

商売だから全てを否定するつもりはないが、ほどほどにしないと本来の天然素材の旨味がどこかにいってしまう。いいかげんにこの味付けの習慣から脱皮しないと子供達がうまいと感じるセンサーに支障をきたすのではないかとも思う。

なんだかねー。

このごろの映画やテレビにも同じようなことがいえるような気がする。ホラー映画はますます過激な描写となり、テレビは笑いをとるためとはいえ、これでもか!とさらなる刺激に走って行くーまるで一時の激辛ブームのように。

まてよ、ひょっとして化学調味料を使いすぎた旨味や、やたら辛い、濃い、というよりそうじゃないと感じなくなっている私達の味覚が、さらなる過激さを、とっくに要求してたりして?