ここまで影響されなくてもいいのに・・・。
記事の「かみつきザル」が夢に出てきた。
左は針葉樹の山々。
右手を流れる川と国道をガードレールが区分している。
やや上りの道。
なぜか私は制服を着たバスの運転手。
背筋を伸ばしてハンドルをもっている。
サスペンションがやたらフワフワする。
運転しにくい。
道路にかかる鉄骨のアーチ。
バスの車高ギリギリだからくぐり抜けようとすると、自然に頭を低くしてしまう。
バックミラーにトラック。
何を急いでいるんだか、みるみる大きくなってくる。
(追い越したいのか?)
その時、トラックと私のバスの間を猛スピードの自転車がスルリと追い越して行った。
(何だぁ~!?)
学生帽に詰め襟、毛深い手が、瞬間、確認できた。
かなりのスピードだ。
トラックに追いたてられたのか…?
ほどなく見えてきたのが、道の駅。
駐車場も広い。
(一息入れよう…)
バス専用の車止めに寄せてエンジンストップ。
レストランの入り口付近で、私を追い越したとおぼしき自転車を見つけた。
(学生は…?)
いたいた!
みたらし屋台の前で、なぜかうなだれている。
(叱られているのか!?)
頭を下げ、毛深い手のひらを太ももの外側に貼りつけ、シュンとしていた…。
「たわけぇ~!」
「かみつきザル」が、みたらし屋のオヤジに叱られていた。
夢をショートショート風にまとめてみた。