二階の和室から、明るい三日月が見える。
窓を開けるとひんやりとした夜風が、
昼間の熱で少しむっとした室内に入り込んでくる。
なんという心地よさ。
目線より少し上の高さの月を正面にしてあぐらのような形で座り、
鼻でゆっくりとした呼吸を繰り返す。
頭を空っぽにするというよりも、ただ月を愛でる。
ああ、なんて美しいんだろうと
それだけを考える。
月が雲に隠れると、目を閉じ、今見ていた月をまぶたに映したり。
再び目を開けると、また月が雲間から顔を出していたりする。
ゆっくりとした呼吸を続けながら、またその月の美しさで心を満たす。
自然の美しさ、エネルギーをからだに取り込むかのように。
屋外で風を感じながらこの瞑想をするのも気持ちがいい。
公園のベンチに腰掛けながら、芝生に直に座ったり。
普通の瞑想法で、何も考えないようにするのはとてもむずかしい。
でも、自然の美しさを味わっていると、
そのこと以外の余計な雑念が入りにくいのだ。
だからとてもやりやすい。
昼間に鳥の鳴き声に耳を傾けながら瞑想した。
最近は特に、鶯などの鳥の鳴き声が活発だ。
5月末には、ほんの数日だけ、カッコーの鳴き声がしていた。
風の音に耳を傾けるだけでも、瞑想はできる。
気のむくまま、5分、10分、15分、
短くたっていい。
この瞑想法は簡単なのでオススメである。![]()
(6月10日)
