毎月、朔日に
家中のお塩を取り替える
母から引き継いだ習慣。
写真は1階部分のみのもので2階分は
また同じだけある。
亡くなる2日前になった
8月1日の朝は
その前の夜から入れ始めた
最後の手段の薬がとても
効いたらしく
久しぶりに
朝まで
よく眠れたわ、と。
その母に
朝ごはん食べようか
と声をかけて
ベッドの淵に座らせている時
不意に
まるで治ったみたい
このまま歩けそう
治った夢を見てたの
でもきっと
歩いたら
ひっくり返るわね
と言うので
いやいや
やめてよー
そうそう
ひっくり返るから〜
と笑いながら話して。
(その2週間くらい前に
1人でトイレ行こうとして
ひっくり返った前科あり笑
その翌日から
部屋で用を足せる
ポータブルトイレを導入した)
あの瞬間もまた
切り取ったように
私の中にしまわれている。
食事が終わって
また横になった時に
手が空いたら
今日は1日だから
お塩を取り替えてね
と言われて
わかってるよ
と返事して。
少ししてから
寝ている母に
お塩取り替えたからね
と声をかけると
目を開けて
有難う、と。
そしてまた
目を閉じて。
今年に入って
3月くらいまでは
自分でお塩の取り替えを
していたと思うのだけど
膝が痛いのもあって
体力もどんどん落ちてきて
長く立っていられなくなり
最後の方は
お塩の回収だけして
あとはお願いね
とか
回収してお塩を取り替えて
あとは、それぞれの場所に
置いてくれる?
だったか
そんな感じで
全部を1人では
出来なくなっていったなぁ。
お母さん
大丈夫よ
これからも
毎月1日は必ず
家中のお塩を
取り替えるからね。
知ってた?
私はやればできる子なんですよ・笑