先日は免震工法とは何ぞや?
スーパージオ工法とは何ぞや?
をご説明いたしましたが、今日は実際の現場写真にてご説明します。
まず、通常の基礎工事のように掘削から始まりますが、基礎の下にスーパージオ材が埋まりますので普通より深く掘り下げます。
GLと呼ばれる地盤の高さよりも約60cm掘り下げます。
こちらの現場は粘土質だったので、まっすぐ掘れましたが、砂質の場合は横が崩れるので、もっと広く掘る必要があります。
掘削工事が終わったら、土木シートと呼ばれるシートを全面に敷きます。
この土木シートには軟弱な地盤を安定させる効果があります。
そこに砕石を約10cmの厚みになるように敷き込み、プレートという機械で押し固めて平らに均します。
ここで気をつけたいのが、クラッシャーランと呼ばれる自然の砕石を使用することです。
コンクリートを砕いた再生砕石の使用は不可です。
再生砕石は元々はコンクリートなので、水に濡れると固まる可能性があり、もし液状化現象がおこった場合に影響があるとのことです。
砕石を敷き固めたら、次はいよいよスーパージオ材の設置です。
硬質プラスチックでできたスーパージオ材を図面通りに並べていきます。
並べる前にもう一度土木シートを敷いて、そのシートの真ん中にスーパージオ材を並べます。
その理由は。
並べたスーパージオ材を先程の土木シートでくるんであげます。
これにはスーパージオ材の中に砂などが入らないようにするためと、スーパージオ材を一体化して強度を出すためです。
図面通りにスーパージオ材の設置が終われば、隙間をすべて砕石で埋めていきます。
スーパージオ材が動かないように気をつけて、丁寧にプレートでしっかりと転圧します。
砕石が隙間なく、入れてしっかりと転圧終われば
防湿フィルムを敷いて、
捨コンクリートを打設します。
ここからは通常の基礎工事と同じになります。
免震工法のスーパージオ工法の施工手順は以上になります。
いかがでしたか?
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