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だけど淡々たる気分

舞台やコンサート
好きなこと、気になることを記録します



(youtubeからお借りしました。ありがとうございます)


わたくし、2015年、突然レミゼラブルにドはまりした全くのレミゼ初心者です。
ジュンモさんが日本でジャンバルジャンを演じるという勇気ある決断をしなかったら
私がレミゼに出会うことも多分なかったでしょう。
いやきっと今年は見たとは思うけれど、一度見て「すごくいいね~」と言って
「また見たいな~」と終わりにしていたと思うのです(ありがち)

でもジュンモバルジャンは一度見たらどうしてももう一度見たかった
それもできるだけ前で見たい!
とか色々な欲がどんどんでてきてww
そして、この作品自体にもどんどんはまりこんでいきました。

ジュンモさん演じるバルジャンが神の愛をこの作品に充たしたという感覚が
見ていてありました。
司教様との出会い、改心、紆余曲折、ジャベールとの対決、
そして孤独の中で老いさらばえ死の時を迎えるラストシーン
いつもバルジャンの歌には祈りがあって。
神様の愛と赦しがそこにはありました。
もうラストは涙涙涙…汗


バルジャン×ジャベールのシーン
マリウス×コゼット×エポニーヌのシーン
アンジョルラスはじめとする学生たちのシーン

全部好きですドキドキ
レミゼの音楽の力ハンパないですね。


日本のレミゼ28年の歴史の中で
まあ、よく一度も見ずにこの年まで来たものだと
逆に不思議にもなるけれど(笑)
(一応学生の頃から舞台好きではあったからね)

今2015年の演出で、このキャスト陣で巡りあったのは
間違いなく運命です恋の矢
なんだか縁を感じました。
そう思える作品は人生の中でもそうはないような気がします。


上の動画のジュンモさんのBring him home『彼を帰して』も
もう涙なしには見れないシーン。

ジュンモさんの絶品でしょう。
この声聞くだけで泣きのスイッチが入ってしまう…汗


あ~今日もレミゼ病。
遠征行きて~~~~~!(笑)










6月12日
中日劇場で催されたレミゼ開幕イベントのダイジェスト動画です。

ジュンモさん、吉原さん、上山君
お三方の楽しいトークと
「彼を帰して」
「民衆の歌」

24:42~ジュンモさんの『彼を帰して』を聞くことができます。


最高!!!!!

素晴らしすぎて震えますから~~~~!




 


11日木曜日
KAATで成河主演の『アドルフに告ぐ』を見てきた。
お席は5列センター。
よく考えたら2013年の秋に通った思い出の劇場。
『ジャックザリッパー』あの時は楽しかった。

久しぶりだけれどとてもきれいで感じが良い場所。

それはともかく。

重い重いお話だった。
ドイツで繰り広げられるユダヤ人虐待の話が
日本でもひとごとでなく
一人の日独混血のアドルフという青年のおかげで
世界のどこでも残酷な出来事が同時に起きているというか。
そういう意味で戦争という狂気と残酷は
いつでもどこでも例外などない人間的な所業だというのがあぶりだされるというか。

ただそこに題材を求めなくたって、
それこそ日本でも見つけられる題材なのではと思うと
敢えてユダヤ、ナチ、ヒットラー、混血青年等の話なのは
寓話性というか、漫画→演劇という事なのか。

などと思って見ていた。
つまり私はそれほど身につまされなかった部分があったということかな。

ただ狂気に陥ったソンハ演じるアドルフが
「どうやって俺の戦争を終わらせたらいいんだ」というようなセリフを言っていて
それがずっと私も気になっているところだ!って思った。

こんなこと、どうやって終わらすんだ??

戦争はある日終わって
それを知った時、どうやったら自分の中で収拾がつくんだろう?
あの大戦の時日本人は、その一人一人はどうやって
納得して次の一歩を踏み出したのだろう。
あの戦争以外も、世界のどの国の人でも。
想像を絶するのだけど…

舞台のアドルフはそこからの人生も悲惨だった。
戻れるはずもない狂気だったと思う。
再び戦場に身を投じておまけの人生だと思ったのかと思いきや
そこで家族も手に入れていた。
生きるつもりだったのか。
そう思うとまた辛い。

ラストシーン、アドルフ同士が対峙する…というより
はっきりと戦うところは眉をひそめて息を殺しすようにして見た。

重い…

一回見たぐらいではよくわからないけど
そのもやもや抱えて帰るのかなぁと思った。

アフタートークは楽しかったけどね