（Fさん）
「ルキアス・マスター伝授11」
≪レベル１伝授のためのエネルギー≫
＜始まり＞
部屋に入ると、ぐわんぐわんと眩暈がする感じ。
いろいろな思い、記憶が交錯し収集のつかない、ごちゃっとしたイメージ。
顕在意識下だけではない、潜在意識の思念や、過去世での記憶とそれに伴う感情。
中には勘違いや偽りもある（本人はそうとは気付かないけれど）。
何とかしたいと思いつつ、自分の中の拘りにひっかかるのか、美学（？）に反するのか。
整理しきれないもの、手放せないものたち。
おもちゃ箱をひっくり返したように、ひとまず白日の下に晒した感じ。
でもまだ、ひっくり返しただけでは出てこないものが潜んでいるらしい。
これらが明らかになるだろうか。
途中からタールのようにへばり付く黒々としたものが床上30cmほどを埋め始める。
重たい感情も出てきているのだろう。
急に鎖骨辺りに痛みを感じたのでフォーカスすると
左鎖骨直下に、骨に沿って6cmほどの矢傷。
もう古い傷なので、表面上は跡が残っているだけ。
しかし、何かの折りに痛む。
シクシクと神経に障る嫌な痛み。
「裏切りの記憶」というフレーズ。
裏切ったのか、裏切られたのか、どちらだろう？と思ったが、やったことはやり返される の繰り返しだから、どちらも経験しているのだろう。
繰り返しを止められるかどうか。
今、魂から、それを止めると決められれば、大きな飛躍のチャンスを掴めるのだと思う。
＜約2時間後＞
ぷるんとした感触のゼリーの中に居るような空気感。
呼吸に支障はない。
透明なゼリーなので視界も問題ない。
ゼリーの中という以外、ごく普通の日常が流れているようにみえる。
しかし、周りの人は誰一人、Fさんが居ることに気付かない。
自分から見えるのだから相手からも自分のことが見えているはずなのに、全く気に留めてもらえていない。
ゼリーはFさんと周囲を完全に隔絶するものの象徴か。
Fさんが見えている世界の中に、Fさん自身は含まれていないということを示しているのかと思われる。
はじめは「どうして？」と悲しい気持ちになったが、だんだん慣れてきてしまった。
仙人のように悟り切った気分で周りを見ることに慣れた。
自分の世界に自分が含まれていなくて良いのだろうか??
＜約3時間後＞
押し込めていた怒りの感情に気付いたように、憤怒の波動が強く出ている。
自分の中の知らない自分。
気付かなければ（あることを認めなければ）先には進めない。
ひっくり返したおもちゃ箱の中身は確認し、整理した様子。
これらは、おもちゃ箱には戻さない。
残したものは必要なものと、今後しっかり向き合うと決めたもの。
だからもう仕舞い込まない。
＿休憩＿
≪レベル2伝授のためのエネルギー≫
＜始まり＞
ひっくり返して中身を出したおもちゃ箱を前に、どうしようかと思案している。
前述したように、ひっくり返しただけでは出てこないものがあり、そのことは理解している。
けれど、どうしたらよいか分からず、それより以前に、今、取り掛かかっていいかどうか自信がない。
＜開始から約1時間半後＞
物語を紡ぐ天使。
物語の創作は嗜好のためで、特に披露したい欲求はない。
偶然なのか必然なのか、創った物語通りに下界（人間界）の生き物たちが活動したことに気付く。
天使は自分が世界を創造していると錯覚する。
途中までは天使の創作した創世の物語をなぞるように見えた。
けれどある時点から、天使の思惑とは全く異なる道を辿る。
下界に対する不信、疑念と、自分の力に対する落胆と失望が生じた。
そもそもが偶然の悪戯であり、生命の誕生、創世の歴史に天使（特に下級の）は関わらないもの。
自分が関われる範疇を正しく理解する課題（恐らく繰り返している）をみせてくれたのかと思う。
＜約３時間後＞
おもちゃ箱をひっくり返しただけでは出てこないもの。
１つは（いくつあるかは現時点では不明です）「真実の愛」。
美しい言葉のように感じられるけれど、真実の愛はシビアな一面を兼ね備えていて、Fさんの魂はそれを痛感する出来事を多く経験しているよう。
そのため、（真実の）「愛」を信用していない。
「愛」と称されるもの全てが一緒くたになってしまった。
創造主、ルキアスの愛は「無条件の愛」。
シビアな面は何もなく、ただただ心が満たされる愛。
まずは素直に受け取りましょう。
そして、無条件の愛を与える側になりましょう。
―――就業時間となり、ここまでになります。
ありがとうございました―――
＜通常セッションのリーディングと異なるので、見えたものに、その意味も付随して伝えてきた時にはそれを記載します。ヴィジョンだけの時もあるので、それに対し意味を見い出すのはご本人次第です。＞
担当：潮音
