ルキアス・アセンションクラブでは、セッションを受けて頂くと、その間に見えたことをリーディングとしてお伝えしております。
最初は失敗した人生を見せられることが多いです。
それが今の人生に大きく 影響しています。
ルキアスのセッションを受ける事で書き換えが起こります。
その変化もリーディングとして、お伝えしております。
その一例をご紹介します。
(Fさん)
「肉体とライトボディに悪影響を与えている、今、この方が受け入れられる今世や過去世や未来世や多次元や天界の記憶を癒し、感情を解放し、全てのインナーチャイルドを癒し自分と統合する」
最初に見えたのは、立ち姿勢で左右にゆっくりゆらゆら揺れながら、「あー 孤独だー」と声に出す人物。
見た目は今とは異なっているけれど、Fさんと分かる。
孤独だ と言うが、悲壮感や絶望感は無い。
悲壮感、絶望感は無いけれど、他の感情も感じられないので、人形のようというのか、抜け殻のようというのか。
インパクトのあるヴィジョンなので、原因は何かと探る。
半妖半人の少年のFさん。
父親が「妖」で母親が「人」であるが、両親共に傍にはおらず、母方の祖母と一緒に山の麓の村で生活している。
Fさんが半妖半人なことを知る村人は居ない。
本人も自分の出生を知らない。
他の人々と異なるところが無かったので、普通に暮らせていた。
村には山岳信仰があり、大人たちは山を御神体と崇めて大切にしていたが、子どもたちは構わず山中を遊び場とする。
遊びまわるけれど、絶対に入り込めない地帯が存在した。
入って行こうとすると、濃い霧に視界を遮られたり、進んだつもりが戻されたり。
そんな立ち入れない場所に、Fさんは入れた(恐らく半妖だから)。
入った先には、湖と大きな樹のある開けた場所があった。
とても心地の良い空間。
村では特に虐められるなど不都合なことはなかったが、どこか居心地の悪さを抱いていたFさんにとって、とてもしっくりくる場所だった。
始めはごくたまにそこへ行くくらいだったが、徐々に入り浸るようになる。
そこで過ごしていると、湖に龍が降りてきた。
しばらく留守にしていた龍が帰ってきた様子。
入れるはずのない人間が居るのをみて龍も驚くが、すぐにFさんが半妖であることに気付く。
Fさんの方は龍を怖がることなく、キラキラと輝く鱗を美しいと思い見惚れていた。
龍とFさん、お互いの存在は認識しつつも干渉することなく、同じ時間、同じ空間を共有するという不思議なことをしていた。
美しい龍を見ていられる居心地の良い場所から離れられなくなる。
少し長い間、村に戻らず過ごしてしまった。
ふと祖母のことが気になって家へ帰った。
どうしたことか、村は荒れ果て、誰も居ない。
龍の湖とは時間の流れ方が違っていて、村では何百年という時間が過ぎていたのだった。
Fさんは龍の傍にいたことと、半妖であることによって、ほとんど年を取っていなかった。
しかし、自分が知っていた村はもう無く、育ててくれた祖母も、一緒に遊んだ子どもたちも、近所の大人たちも、誰も居なくなってしまった。
それが思いのほかショックでメンタルを打ちのめす。
何となく居心地悪く感じ、心から寛ぐことのできない場所ではあったけれど、「ここ」が自分の居場所だったのだということを、失ってはじめて実感した。
そして冒頭のような状態に。
抜け殻のようになり、独りゆらゆら揺れている。
エネルギーを受けての変化
変化前は、あまりFさんに頓着していなかったようにみえる祖母。
それは自分が、Fさんが半妖半人であることを知っている唯一の人間であることを、祖母自身が受け止めきれず、どうしたら良いか分からずに持て余していたから。
変化後は、時々山中へ消えるFさんを心配し、老体に鞭打って山の中を探し回った。
その声が耳に届いたFさんは我に返り、心地良い湖と大樹のある場所を後にした。
その直後、龍が戻って来て結界が強くなったので、半妖のFさんであっても、もうその場所へ辿り着けなくなった。
あれは夢だったのかと思う。
けれど確かに自分にとって素晴らしく心地の良い場所だった。
あの心地良さを、これからは「ここ」で実現していこうと決意している。
メッセージは
・大切なものは近くにある。
失ってから気付くのではなく、失う前に。失わないように。
・何か居心地の悪さを感じたなら、自分と合わないだけと決めて避けるのではなく、その理由を知ることがFさんには必要のよう。
・自分にとって心地良い空間(生活空間と異なる場所)を盲信するのはマイナス。逃避と紙一重になるから。
自分の生活の場の中に心地良い空間を作り上げましょう。
担当:潮音